レジー・ブロック

写真=Getty Images

レブロンとの連携にも好感触

トレードデッドラインに成立したトレードでピストンズからレイカーズに移籍したレジー・ブロックは、今シーズン終了後フリーエージェントになる。守備に優れ、3ポイントシュート成功率も高いブロックならば、複数のチームが関心を示すと思われるが、彼の希望はレイカーズ残留だ。

3月8日の練習後、ブロックは「レイカーズに戻ってきたい」と語った。

「昔からこの球団のファンだった。それに、ブロン(レブロン・ジェームズ)とも、連携を構築できている。ハンドオフからのプレーだったり、彼がスペーシングをしている自分を見つけてくれたりね。どうなるかは、夏になってみてから」

ブロックは、レイカーズでの10試合で平均8.7得点、3.1リバウンド、1.4アシスト、フィールドゴール成功率40.8%、3ポイントシュート成功率35.4%を記録。チームは後半戦の巻き返しに向けてブロックら数選手を獲得したが、結果は見ての通り。球団はレブロンの出場時間にも制限を設ける意向と伝えられ、すでに今シーズンのプレーオフ進出を諦めたも同然。その視線はオフの補強に向けられていると考えていい。

レイカーズは、レブロン加入1年目にプレーオフ進出を逃したことを失敗と受け止め、このオフに大型補強に打って出るに違いない。そのターゲットは、フリーエージェントになるケビン・デュラント、カイリー・アービング、クレイ・トンプソン、カワイ・レナードら大物選手。そして一度は頓挫したアンソニー・デイビスをペリカンズから獲得するプランに再度トライするかどうかも注目される。

レイカーズが重視するのは、レブロンのプレースタイルとの相性だろう。その点では、ブロック本人が言うように、2人の関係は悪くない。それでも、ブロックが来シーズンもレイカーズのジャージーを着られるかどうかは、オフの補強次第ということになりそうだ。