レブロン・ジェームズ

写真=Getty Images

チーム2位の得点源、クーズマも負傷離脱

6年ぶりのプレーオフ進出を目標に掲げているレイカーズだが、最後の追い込み時期にあたるオールスターブレーク後もチームの状況を好転させられず、苦しんでいる。

3月4日にはロサンゼルスのライバル、クリッパーズに105-113で敗れて3連敗。これで西カンファレンス8位スパーズとは5.5ゲーム差、7位クリッパーズとは6ゲーム差がついた。状況が改善しない中、レイカーズは先発のカイル・クーズマが第4クォーターに右足首を捻挫して負傷交代した。X線検査の結果、骨折箇所は発見されなかったものの、クリッパーズ戦を欠場したブランドン・イングラム(肩)、ランス・スティーブンソン(つま先)、タイソン・チャンドラー(首)、ロンゾ・ボール(足首)に続いて、チーム2位の得点(18.9)を記録しているクーズマが長期離脱となれば、戦力は大幅にダウンしてしまう。

レブロン・ジェームズは、プレーオフ進出の可能性について聞かれると、「周りはポストシーズンについてばかり話しているけれど、自分たちは目の前の試合のことだけに集中している。日々レベルアップすることに集中している。最終的にどの順位にいるかは、その時がくれば分かる」と返答。これまでのシーズンとの違いについても聞かれたレブロンは、次のように答えた。

「毎シーズンごとに異なる。もちろん、今シーズンが昨シーズン、一昨シーズンとも別物になるのは分かっていた。何があっても、試練に立ち向かい、前を向いて、ポジティブに考えないといけない」

レイカーズは6日に行われる次戦で、カンファレンス2位のナゲッツをホームで迎え撃つ。ナゲッツも3連敗中で、西の首位に立つウォリアーズとの差をこれ以上広げられないよう、なんとしてでも連敗を止めようと意気込んでいるに違いない。

いずれにしても、今はレブロンが言うように、目の前の試合に集中するしかない。このまま連敗が続けば、4月を待たずして、プレーオフ進出への道が閉ざされてしまうかもしれない。