噂は「フェイクニュース」と主張
レイカーズオーナーのジーニー・バスが、先月のトレードデッドライン前に連日報じられたアンソニー・デイビス獲得に関する憶測報道を批判した。
マサチューセッツ工科大学が主催する『MIT/Sloan Analytics Conference』に出席したバスは、レイカーズがデイビス獲得に動いたと報じられたニュースを「フェイクニュース」と糾弾。連日報じられた結果、チームケミストリーに悪影響を及ぼしたと主張した。
「トレードデッドライン前には、可能性のあるトレードに関してあらゆる憶測が報じられるもの。その全てが真実ではないのに、取り上げられてしまう。それを選手が目にすれば、チームケミストリーにダメージを与えてしまう。私からすれば、それは無責任なことで、腹の立つこと。そんな記事を目にしたら、選手は自分の立場を考えてしまうし、そうした影響を避けられなくなる。私たちは、そういうものにも対応している」
またバスは、パネルディスカッション中にも憶測報道の影響について言及した。
「私たちにとっては、ある特定の選手を獲得するために、ロスターの大半をトレードすべきというフェイクニュースが最大の試練だった。この話は真実ではない。この記事で若い選手たちが傷ついてしまったし、フェアではなかった。(球団社長の)マジック・ジョンソンが表に立って対応してくれて、正しい方向に軌道修正できたと思う。プレーオフ進出に向けて、最後の追い込みをしてもらいたい」
バスは、現在のスポーツメディアのあり方についても、「情報源の記載がない記事が多い」とも主張。「そういう記事が世に出るのを見たくないし、メディアには責任を持ってもらいたい。真実ではない話や憶測を書くことで影響を受ける側のことも少しは考えてもらいたい。正しい形とは思えない」
レイカーズは、ペリカンズにカイル・クーズマ、ロンゾ・ボール、ブランドン・イングラム、ジョシュ・ハート、イビツァ・ズバッツ(クリッパーズ)、ドラフト1巡目指名権2枠という条件を提示したとも報じられたが、その真偽は不明だ。しかし、まだプロ経験の浅い若手への精神的な影響は計り知れず、彼らは試合に集中できない日々を過ごした。その結果、レブロン・ジェームズが復帰後も波に乗り切れず、、レイカーズは現在カンファレンス10位。プレーオフ出場圏内の8位スパーズを、3.5ゲーム差で追っている。
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— Los Angeles Lakers (@Lakers) 2019年3月3日