【5月13日のNBL】プレーオフ開幕。8位千葉が首位トヨタ東京を追い詰めるも勝ち切れず

2016/05/14
Bリーグ&国内
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大一番に合わせ復帰した西村が最高のパフォーマンスを見せるも、終盤に落とし穴が。

カンファレンスファイナル進出チームが決まりつつあるNBAより1カ月ほど長いレギュラーシーズンを終え、8チームで優勝争いを行うNBLプレーオフが始まった。

初日となった金曜ナイトゲームは1試合。首位通過したトヨタ自動車アルバルク東京が、8位千葉ジェッツと対戦した。先週5月7日、千葉のホームにもかかわらず、トヨタ東京が83-54で圧勝している。今シーズンの戦績はトヨタ東京が5連勝。

しかしこの日は、ケガや体調不良から復帰した西村文男、荒尾岳が先発出場。万全の状態で臨んだ千葉は、トヨタ東京と競り合い、前半は30-32と2点差で追い掛けて終えた。

後半、ディフェンスの激しさが増す千葉。インサイドにボールが入るとビッグマンたちのマッチアップに加勢する西村が、下がったボールを見逃さずにスティールを狙う。プレッシャーをかけた千葉は、ミスを誘ってボールを奪う。クリント・チャップマンが素早い速攻から豪快なダンクを決め、西村自身も3ポイントシュートなどで得点を挙げ、後半に強いトヨタ東京に引き離されることなく、46-49と競ったまま最終ピリオドを迎える。

第4ピリオドも激しいディフェンスでトヨタ東京に得点を許さず、小野龍猛が3ポイントシュートを決め、51-49と逆転。これで千葉が流れに乗った。激しいディフェンスをし、速攻を出して早い展開に持ち込む西村が、千葉の起点となってリードを広げる。残り6分20秒には自ら3ポイントシュートを決め、56-51とリードを5点に広げた。

ファウルトラブルに陥りベンチに下がっていた司令塔、伊藤大司がコートに戻ったことで、トヨタ東京のオフェンスが勢いを取り戻すも、千葉は西村とチャップマンが得点を稼ぎ、残り2分14秒には岡田優介が体勢を崩しながらも角度のない3ポイントシュートを決めて68-62とした。

代々木競技場第二体育館の雰囲気は千葉のホームさながらの盛り上がり。選手たちもノリにノッていた。しかし、そこに立ちはだかったのはトヨタ東京の大黒柱、ジェフ・ギブスだ。追い掛ける立場ながらフィジカルでも気持ちでも押されないギブス。彼がペイントエリアで仕掛ける強引な攻めを止められない。3本のシュートを立て続けに決められ、3つ目はチャップマンの激しいディフェンスがファウルを取られ、バスケット・カウントを献上。このフリースローも決められる7連続失点で68-69と逆転を許す。

残り時間は47秒。8位の千葉が首位のチームを相手に終盤まで接戦を演じられたのは、西村の活躍が大きい。しかし、1点差を追うラストプレイ。ここで西村は痛恨のターンオーバーを犯してしまう。17得点5スティール4アシストでチームを勢い付けた活躍が帳消しになる痛恨のミス。結局68-73で試合終了となった。

プレーオフに相応しい闘争心に見せた一戦、代々木第二は大いに盛り上がった。

6本中2本しか決まらなかった荒尾岳のゴール下のシュートが入っていれば、最後の最後で西村のターンオーバーがなければ……後悔先に立たず。やはりレギュラーシーズンに積み上げて来たものがプレーに現れ、結果として現実になってしまったのだろうか。いずれにしても、千葉としてはベストに限りなく近いパフォーマンスを見せながら、結局はトヨタ東京の強さを改めて感じさせられる試合となった。

しかし、奇跡を起こせる時間はまだ残っている。まず重要なのは第2戦の入り方。初戦以上のモチベーションで試合に入る必要がある。逆に、大善戦しながらも勝てなかったことで気力を奪われるようでは、ナイトゲームから18時間後ではリカバーできないだろう。

次戦は14日(土)の15時ティップオフ。残る6チームによる3試合も同時刻に初戦を迎える。