現在ニックスは東カンファレンス11位、8位まで3.5ゲーム差
2月15日の試合を区切りにオールスターブレークに突入するNBAでは、東西の両カンファレンスともに、プレーオフ進出チームが見えつつある。ニックスは現在、東カンファレンスの11位となかなか浮上できないが、デリック・ローズは後半戦の巻き返しに自信を持っているようだ。
ニックス公式サイトでローズは「プレーオフは到達可能な範囲にある。まだ追い上げる時間は残されている」と語った。
東カンファレンス8位のピストンズとのゲーム差は3.5で、東カンファレンスは6位のペイサーズからピストンズまでわずか2.5ゲーム差の混戦状態。序盤戦で大スランプに陥ったヒートも1月中旬から13連勝をマークし東10位タイへと急浮上している。
ペイサーズ、ブルズ、ピストンズ、バックス、ホーネッツ、ヒート、ニックス以外にも、わずかの差でセブンティシクサーズとマジックも迫っているため、東の6位から8位までの3枠を最大で9チームが争う形になる。
今シーズン開幕前にローズをトレードで獲得し、フリーエージェントのジョアキム・ノアと大型契約を結んだニックスにとって、プレーオフ進出は至上命題。もし噂通りカーメロ・アンソニーのトレードをニックスが決断した場合、多少なりとも構築されていたチームケミストリーは崩壊してしまうだろう。
ローズも決して安定してチームに貢献できているわけではなく、チームの将来を背負うクリスタプス・ポルジンギスにすべてを託すのは時期尚早だ。
2月23日に予定されているオールスターブレーク明けの初戦でキャバリアーズと対戦するニックスにとっては、3月6日から月末までが踏ん張りどころとなる。6日からの10試合のうち8試合が敵地開催で、プレーオフを争うチームとの直接対決の他にも、西の強豪クリッパーズ、ジャズ、ブレイザーズ、スパーズとの連戦が予定されている。さらに月末にはピストンズ、ヒートとの2連戦もあるので気は抜けない。
主力にケガ人を出さず、アンソニー、ローズ、ポルジンギスが揃って安定したプレーを続けることが必要だが、直近5試合で平均114.4失点というリーグ28位のディフェンスの改善も間違いなく求められる。