Bリーグ

広島はホームで同地区首位の琉球に競り勝つ

ワイルドカード1位の広島ドラゴンフライズがホームで琉球ゴールデンキングスと、2位の千葉ジェッツがアウェーで秋田ノーザンハピネッツとそれぞれ対戦した。

広島は琉球の堅守の前にシュートタッチが上がらず第1クォーターで5点のビハインドを背負ったが、第2クォーターに反撃を開始。上澤 俊喜の3ポイントシュートで先制すると、ケリー・ブラックシアー・ジュニアがインサイドで連続得点を挙げ、開始1分強で逆転する。その後、琉球の3ポイントシュートが9本中1本の成功に終わったのに対し、広島は7本中5本成功と高確率で決めたことで、25-10のビッグクォーターを作った。

10点リードで後半を迎えた広島だったが、じわじわと琉球に点差を詰められ、残り2分半には今村佳太の速攻を食らい4点差と肉薄された。それでも、この日2得点に終わったドウェイン・エバンスの唯一のフィールドゴールがここで決まり、さらにターンオーバー奪取から船生誠也がトランジションスリーをねじ込み再びリードを広げた。その後、長距離砲を許し1ポゼッション差に迫られた場面もあったが、その都度跳ね返す強いバスケを披露し、69-59で勝利した。

千葉Jは試合開始から約5分間、秋田のフィールドゴールを許さない強度の高いディフェンスを見せてリズムに乗る。ターンオーバー奪取から速攻を繰り出し、小川麻斗がトランジションスリーを2本沈めれば、ゼイビア・クックスがセカンドチャンスポイントを挙げ、17-2とスタートダッシュに成功した。ディフェンスを崩され、フリーの3ポイントシュートを高確率で決められたことで42-35と貯金を減らしたが、第3クォーターに12-0のビッグランを繰り出し、この試合最大となる18点までリードを広げた。そして、常に2桁前後のリードを維持し、88-72で逃げ切った。

ともに今回の勝利でワイルドカード2位以上が確定し、チャンピオンシップ進出を決めた。