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成績上位は福岡だが直接対決では山形が勝利

■チームスタッツ傾向

ライジングゼファー福岡(36勝24敗/勝率.600/西2位/PO進出順位3位)

シーズン終盤に連敗が目立ったものの、追い上げる越谷アルファーズからプレーオフ進出順位3位を守った。ペース(1試合の攻撃回数)は低めで、しっかりとしたセットプレーから3ポイントシュートで得点を重ねていくチーム。外国籍選手3人のスタッツは試合ごとに分散される傾向があり、相手に的を絞らせず、ここぞの場面で得点できる日本人選手が複数人いる層の厚さも強みだ。

山形ワイヴァンズ(31勝29敗/勝率.517/東3位/PO進出順位6位)

5連敗からの10連勝など浮き沈みが激しいシーズンとなったが、3シーズンぶりのプレーオフ出場を決めた。総得点のうち3ポイントシュートの占める割合が圧倒的に高く、その成功率は勝敗に大きく関わっている。またターンオーバー数が最も少ないチームではあるものの、その反動もあってアシスト数が伸びない試合も多い。アップセットのためには日本人選手のステップアップが必須となるだろう。

■直接対決
福岡 83-85 山形(12月30日)
福岡 75-82 山形(12月31日)
4ヵ月前の対戦となるが、接戦の末に山形が2勝。2試合とも山形の3ポイントシュートが高確率で決まったため、このシリーズも3ポイントシュートをめぐる攻防に注目だ。

活躍が期待される注目選手

ファンタジーポイント(以下、FP)がチーム内で高い選手を、日本人選手と外国籍選手から1名ずつピックアップする。

■ライジングゼファーフクオカ

谷口光貴(SG/SF・獲得価格10万円)
FP:16.6(11.0得点、1.4リバウンド、1.9アシスト、0.8スティール、0.1ブロック、1.0ターンオーバー)
得点能力の高い日本人選手が揃っている福岡で日本人エースとして活躍。武器は3ポイントシュートで、平均6.1本と多い試投数ながら39.5%で成功させている。シーズンハイとなる28得点を二度挙げるなど、20得点以上を6回も記録しており、最低価格で獲得できる選手としては狙い目である。

パブロ・アギラール(PF・獲得価格31万円)
FP:31.5(13.3得点、10.3リバウンド、2.0アシスト、1.3スティール、0.7ブロック、1.5 ターンオーバー)
ビッグマンながら攻守に渡り器用なプレーを見せるオールラウンダー。チームメートとの兼ね合いで得点には波があるものの、毎試合10本前後が見込めるリバウンドは魅力だ。さらにキャリアハイとなる31得点や22リバウンドを挙げるなど爆発力も兼ね備えている。ディフェンススタッツも期待できるだけに注目度は高い。

■山形ワイヴァンズ

岡島和真(PG・獲得価格10万円)
FP:15.8(9.3得点、1.3リバウンド、2.9アシスト、0.9スティール、0.0ブロック、1.2ターンオーバー)
20歳ながら平均22分20秒の出場時間を得て、スコアリング能力を発揮。1月のベルテックス静岡戦では、いずれもキャリアハイとなる23得点8アシストを挙げる活躍も見せた。ピック&ロールのハンドラーとしてのスキルも高く、積極的なアタックからの展開作りに注目だ。

ジェームズ・ベル(SF・獲得価格25万円)
FP:31.8(17.5得点、5.5リバウンド、4.3アシスト、1.1スティール、0.2ブロック、2.2ターンオーバー)
チームで最もコートに長く立ち、最多得点を挙げる絶対的エース。17試合で20得点以上を獲得し、シーズンハイとして34得点を記録した。オフェンスの起点としてボールハンドラーを担うため、アシストにも期待だ。ウイングの外国籍選手がいない福岡に対しては、スピードでアドバンテージを取っ ていくだろう。

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