竹内譲次

構成=鈴木健一郎 写真=小永吉陽子

「一生懸命、日本のために頑張りたい」

バスケットボール日本代表は昨日、ドーハの試合会場となるアリーナで前日練習を行った。ここまで7勝4敗、他会場の結果にかかわらず予選最終戦のカタールに勝てばワールドカップ出場が決まる一戦に向け、ヘッドコーチのフリオ・ラマスは「非常に良い状態でここまで来ている」とチームの出来に手応えを感じている。

ベテランながらエナジー全開のプレーで攻守を支える竹内譲次は、カタール戦に向けこう語る。「勝てば出場権を取ることができる。分かりやすいですし、モチベーションにもなります。僕たちにとってはどんなゲームでも今後の糧になる。もちろん結果がすべてなので、気を抜かずに結果はしっかり出したい」

前回の2006年、自国開催のワールドカップに出場したのは譲次と公輔の竹内兄弟のみ。「前回は今の馬場より若く、先輩たちについていくのが必死な状況でしたが、今は逆の立場になりました。今はまだそワールドカップ本大会のことまで考えられないんですけど、その場に立てるように、明日は一生懸命、日本のために頑張りたい」と意気込みを語る。

「皆さんの期待は感じていますし、もちろんチーム全員がそれに応えたいと思っているので、今自分たちが持っているものを全部コートで出したいと思います」

日本代表にも譲次にも油断はない。国内リーグの最中にホーム&アウェーを戦う方式になって初めてのワールドカップ予選は長く厳しい戦いとなったが、それも今夜で終わる。カタールとの一戦は今夜23時半ティップオフ。