レブロン・ジェームズ

写真=Getty Images

「意識を変える。例年と比べて少し早いけれどね」

昨年のオフにレブロン・ジェームズが加わったレイカーズは、6年ぶりのプレーオフ進出を今シーズンの目標に掲げている。しかし、昨年末にレブロンが負傷離脱した影響を受け、チームは現在28勝29敗でカンファレンス10位に低迷。レギュラーシーズン残り25試合で好成績を収められなければ、激戦区である西の競争には勝ち残れない、という状況に追い詰められつつある。

オールスターゲームも終わり、2月20日から練習を再開させたレイカーズは、明日のロケッツ戦に向け気持ちを集中させている。練習後にメディアの取材に応じたレブロンは、残り25試合での重圧を感じているかを聞かれると、「プレッシャー?それがどういうものなのか分からない。自分のやるべきことをして、結果を受け入れるだけだから」と、答えた。

レブロンは、キャバリアーズ時代の1、2年目を除いて、13シーズン連続してプレーオフ進出を果たしている。レギュラーシーズン後半戦で何をすべきか熟知している彼は、例年より早く『プレーオフモード』に切り替えたと話した。

「個人的には、今のような立ち位置は久々。それもこれも自分のケガがチームに影響を及ぼしてしまったから。自分が欠場した間も、チームが上手くいけば良かったんだけれど、そうはならなかった。これからは、意識を変える。例年と比べて少し早いけれどね」

明日のロケッツ戦を皮切りに、今後バックス、ナゲッツ、セルティックス、ラプターズ、ウォリアーズ 、サンダーら東西の強豪と対戦する他、おそらく西の6〜8位を争うことになるジャズ、キングス、クリッパーズらとの直接対決も残されている。

今から『プレーオフモード』を発動させれば、ポストシーズンが始まる4月にガス欠になることが心配されるものの、現時点で当落線上にいるレイカーズには、楽観視できるほどの余裕はない。いよいよ、熾烈なサバイバルが始まる。