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3ポイントシュートの成否が勝負の決め手に

43勝8敗で西カンファレンス首位のウォリアーズが26勝26敗で東カンファレンス7位のブルズと対戦した。ウォリアーズはザザ・パチューリアとデビッド・ウェストを欠き、ブルズはジミー・バトラーとドウェイン・ウェイドが欠場と、互いに万全なメンバーでの戦いとはならなかった。

チームハイの平均24.6得点のバトラーと、同2位の平均19.1得点のウェイドを欠くブルズを相手に、ウォリアーズは自慢の3ポイントシュート攻勢で試合を優位に進めていった。

立ち上がりはイージーミスを連発し、なかなか点差が開かなかったが徐々に集中力が戻ると、ドライブからズレを作ってノーマークを生み出し得点を重ねていった。クレイ・トンプソンが2本連続で3ポイントシュートを沈め、ケビン・デュラントのバスケット・カウントなどで13-0のランでリードを広げた。

ブルズはベテランポイントガードのラジョン・ロンドをコートに送り出し落ち着きを与えるも、点差を詰めるには至らず、傷口を広げないようにするのが精一杯だった。

55-41とウォリアーズがリードして後半を迎えた。トンプソンが再び2本連続で3ポイントシュートを沈めて点差を20点に広げ、勝敗が決するかと思いきやここからブルズが粘りを見せる。

スターターのロビン・ロペスとタージ・ギブソンの2人がインサイドで力を見せ、それぞれオフェンスリバウンドからセカンドチャンスポイントを重ねた。

ウォリアーズは11点差まで詰め寄られるも、デュラントの3ポイントシュートなどで再び点差を広げ第4クォーターを迎えた。

好調のトンプソンがキャッチ&シュートや、ドライブからのジャンパーなど、多彩なオフェンスセレクションからシュートを成功させていく。セーフティリードを得るとウォリアーズはベンチ入りした全ての選手を起用し、選手もその期待に得点で応えた。

最終クォーターだけで15点を上回ったウォリアーズが、123-92でブルズを危なげなく下した。

優勝の経験を持つロンドは、ベンチから登場し12得点8アシストと試合を作った。

27歳を迎えたトンプソンが28得点の活躍

トンプソンがゲームハイの28得点を挙げ、デュラントが22得点10リバウンド7アシストと続いた。ステファン・カリーは13得点だったが、先発の5人全員が2桁得点を挙げ、出場した13人全員が得点を記録した。

敗れたブルズはロペスが17得点10リバウンド、ギブソンが15得点9リバウンドと気を吐いたが、チームで1.2番の得点源を欠くチームは完敗となった。

3ポイントシュートの成功率が53.6%(28本中15本)のウォリアーズに対し、ブルズは16.7%(24本中4本)と低調でこの数字が点差にも表れた。リーグ全体で最下位のこの3ポイントシュート精度はプレーオフに向けて早急に改善が必要だ。

ゲームハイの28得点を挙げたトンプソンは今日が27歳の誕生日で、自分の誕生日を自らの高いパフォーマンスで祝った。デュラントの加入もあり得点が伸び悩むなど一時は調子を落としていたトンプソンだが、もう問題はないようだ。

19得点8リバウンド6アシストとオールラウンドに活躍したグリーン。