サッカー日本代表

写真=Suguru SAITO / DAZN

槙野智章「中東の地で大暴れしてください!」

世界への思いは競技の枠を超えて――。サッカー日本代表からバスケットボール日本代表への応援メッセージを、DAZNがSNSで公開している。ワールドカップ出場を懸けて決戦の地へ旅立った『AKATSUKI FIVE』を後押しするべく、『SAMURAI BLUE』の選手たちから熱いコメントが届けられた。

21年ぶりとなる自力でのFIBAワールドカップ出場へ向け、6連勝と勢いづくバスケットボール日本代表。21日にはテヘランでイラン代表と、24日にドーハでカタール代表と、中東でのアウェーゲーム2連戦に臨む。まさに予選大詰めの大一番。ここに向けて気合を入れるチームに応援メッセージを寄せたのは、2月22日にシーズン開幕を迎えるJリーグを主戦場とする日本代表選手たちだった。

サッカー日本代表は今年1月、森保一監督の就任から約5カ月という短期間でUAE(アラブ首長国連邦)でのAFCアジアカップ2019に参加。惜しくも準優勝にとどまったが、奇しくも彼らが決勝で敗れたのが、今回AKATSUKI FIVEが対戦するカタールだった。当時の悔しさも含みつつ、日本代表の5選手が同じく世界への道を歩もうとする『日の丸戦士』にエールを送ってくれた。

中東での戦いを経験したからこそのメッセージだった。

「カタールとのアジアカップ決勝はベンチから見ていて悔しかった。中東のチームとはすごく熱い試合になるし、相手もかなりの熱量で挑んでくるはず」と語ったのはベガルタ仙台GKシュミット・ダニエルだ。

イランとカタールでは同じ中東でも全く気候が異なり、室内で行われるスポーツとはいえ少なからず影響はある。そういった現地の環境に適応できなければ、真価が発揮できないことをサッカー日本代表は知っている。

清水エスパルスFW北川航也が「アジアの戦いでは予想外のことが起こる」と話したように、不可解な判定やピッチ内外での思わぬトラブルに頭を悩まされることがあるかもしれない。だが、すべて事前に想定しておけば、何が起きても余裕を持って戦えるはずだ。

ガンバ大阪DF三浦弦太はシュミット同様に「難しい試合になると思いますが」と前置きしつつ、「普段からバスケットボールが好きで試合を見ている。頑張ってワールドカップ出場を決めてほしい。一緒に日本のスポーツ界を盛り上げていけたら」と応援メッセージを寄せた。

大一番を目前を控えた心境は、同じ選手として察して余りあるのだろう。サンフレッチェ広島DF佐々木翔は「日本を代表して戦う責任の重さ、期待度の高さを肌で感じていると思います。ぜひ中東の地でワールドカップ出場を決めてください」とバスケの代表選手たちの心中を慮った。

そして、昨年のFIFAワールドカップ ロシア大会でもピッチに立った浦和レッズDF槙野智章が口にしたのは、日の丸を着けて戦う覚悟。世界の扉を開かんとするAKATSUKI FIVEの背中を大きく押し出すように力強い言葉を送った。

「日の丸を背負って戦う責任、覚悟が皆さんにはあると思います。中東の地で大暴れしてください!」

運命の2連戦まであとわずか。最注目のイラン戦は日本時間21日(木)23時30分、カタール戦は同24日(月)23時30分にティップオフ。試合はDAZNとフジテレビでライブ中継される。

いざ世界の舞台へ、日本一丸――。日本中のアスリートの応援を受けながら、日本のバスケットボールの歴史を変えるべく、中東2連戦に挑む。

ワールドカップ出場を懸けたイラン戦とカタール戦は『DAZN』でLIVE配信!