前節に劇的な決勝弾を沈めたブッカーが大ブレーキ

サンズがアウェーでラプターズと対戦した。

サンズはここまで16試合すべてに先発出場していたグレイソン・アレンが病気のため欠場した。第1クォーター残り約5分、渡邊雄太がコートイン。いきなり、ポストアップするケビン・デュラントへのパスをOG・アヌノビーにスティールされてしまうが、ハリーバックしてセンターへのパスをカットしミスを帳消しに。その後、軽快なステップでマークマンのドライブを防ぎディフェンス面で一定の存在感を示したが、第2クォーター終盤にはフリーのコーナースリーがエアボールになってしまうなどタッチが悪く、前半は放った3本の3ポイントシュートがすべて外れた。

第3クォーターには、オフェンスリバウンドに絡んだデニス・シュルーダーのゴール下を後ろからブロックして失点を防ぎ、チームの速攻へと繋げた。さらにプレシャス・アチウワにオフェンスリバウンドを連続で奪われたシーンでも、タイミングを合わせて左手を伸ばし豪快なブロックショットを成功させた。後半もディフェンス力を発揮した渡邊だったが、ペイントエリアに飛び込んでジョシュ・オコーギーのパスを呼び込んだ際にはゴール下を決め切れなかった。また、オフェンスリバウンド奪取からシュートに持ち込んだ場面ではブロックショットを食らうなど、オフェンス面では違いを生み出せず、第4クォーターは出番がなかった。

6点ビハインドで最終クォーターを迎えたサンズはデュラントを中心に反撃し、残り2分21秒にはヌルキッチの得点で2点差まで迫った。しかし、直後にアヌノビーに3ポイントシュートを決められると、最後までこの差を埋められずに105-112で敗れた。

サンズはケガ明けのデュラントがゲームハイの30得点を挙げたが、デビン・ブッカーがフィールドゴール12本中2本成功のわずか8得点に抑えられ、連勝は7でストップ。渡邊は16分のプレータイムで2ブロック1スティールを記録したが、得点はフリースローの1点のみに終わった。