出場24カ国がたった4枚の切符を争う狭き門

日本時間11月27日の深夜、FIBAはパリ五輪への出場権をかけた男子五輪最終予選(OQT)の組み合わせ抽選を実施した。

パリ五輪の出場枠は合計で12。開催国のフランス、FIBAワールドカップ2023の優勝国であるドイツ、アジア1位を勝ち取った日本など各大陸上位のチーム(カナダ、アメリカ、セルビア、オーストラリア、南スーダン)ら8チームがすでに出場権を獲得しているため、今回の最終予選は24カ国が残り4つの出場権を争う狭き門となる。

OQTは2024年7月2日から7日にかけてスペイン、ラトビア、ギリシャ、プエルトリコの4カ国で開催され、各開催地の優勝国がパリ五輪へのチケットを手にする。抽選会で決定した開催地・グループ分けは以下の通り。

開催地:スペイン
グループA:レバノン、アンゴラ、スペイン
グループB:フィンランド、ポーランド、バハマ

開催地:ラトビア
グループA:ジョージア、フィリピン、ラトビア
グループB:ブラジル、カメルーン、モンテネグロ

開催地:ギリシャ
グループA:スロベニア、ニュージーランド、クロアチア
グループB:エジプト、ギリシャ、ドミニカ

開催地:プエルトリコ
グループA:メキシコ、コートジボアール、リトアニア
グループB:イタリア、プエルトリコ、バーレーン

記事執筆時点、大会方式は明らかにされていないが、従来どおりと仮定すると各グループの上位2チームがグループリーグを突破し、A組1位とB組2位、B組1位とA組2位が対戦。そしてその勝者がパリ五輪の出場権を争うことになる。

NBA選手の参加有無など、まだ各チームの戦力は不透明な部分が大きいが、現時点で最も注目なのはギリシャ開催。ギリシャのヤニス・アデトクンボ、スロベニアのルカ・ドンチッチとNBAを代表するスーパースターが五輪の切符をかけて直接対決することになれば、世界中のバスケファンが注目する大一番となるだろう。