レブロン・ジェームス

練習中に心肺停止も、現在は順調に回復中

NBAに続き、大学バスケットボールのNCAAも現地7日に開幕した。本来であれば、レブロン・ジェームズの息子であるブロニー・ジェームズの南カルフォニア大(USC)でのデビュー戦として大きな注目を集めるはずだった。

しかし、ブロニーは7月下旬に大学での練習中に突然倒れ、心肺停止となって病院に緊急搬送。USCの医療スタッフによる迅速な対応もあり、幸いにも一命を取り留めた。ブロニーは現在、日常生活を支障なく送れているが、バスケットボール選手として復帰できるのかについては不透明なままだ。

そんな中、父のレブロンは「ブロニーの回復は正しい方向に進んでいる」と明かし、復帰へのプロセスについて次のように語っている。

「彼はリハビリを行なっている。そして、週を重ねるごとにより多くのメニューをこなせるようになっている。今月末、僕たちには大きな出来事がある。(検査を行なって)問題なしと判断されたら、彼がコートに戻ってチームメイトと一緒に練習する。そして、試合と同じ状況でプレーできる日も遠くはないだろうね」

USCは開幕戦でカンザス州立大に82-69と勝利。ブロニーは会場でチームメイトのプレーを見守っていた。ブロニーは高校最終年となった昨シーズンに大きく評価を上げることに成功。もし心肺停止の一件がなかったら、堅実なディフェンス力を持ち味とするコンボカードとして、2024年ドラフトの1巡中位から下位で指名されると複数のメディアが予想していた。

これまでレブロンは、ブロニーと一緒のチームでプレーしたいと公言している。もちろん、今は何よりも息子の体調のことを気遣っている。最終的にどんな結末になるにせよ、ブロニーが順調に回復してプレー可能となり、レブロンとNBAでの競演に向けてチャレンジできる状況になることを望む。