レブロン・ジェームズ

今後もジェームズの出場時間を抑えるのかと問われたハムHC「可能性としてはイエスだ」

現地24日、NBAの2023-24シーズンが開幕した。レイカーズは、昨シーズンのカンファレンス決勝で敗れたナゲッツと対戦し、107-119で敗戦。この試合、レイカーズは第1クォーターで20-34と出遅れると、最後までこの劣勢を覆すことができなかった。

この試合で大きな注目を集めたのは、レイカーズの大黒柱レブロン・ジェームズの出場時間が29分に留まったことだ。現在38歳のジェームズは近年ではプレータイムが減っていたとはいえ、昨シーズンも平均35.5分出場している。開幕戦で疲労も溜まっておらずコンディションも問題なし。一方的な展開になったわけでもなく、相手がナゲッツという優勝争いのライバルであるにもかかわらず出場時間が30分を切った。

レイカーズのダービン・ハムヘッドコーチは、ジェームズの出場時間について「可能性としてはイエスだ」と今後も抑える方針だと語る。

チームトップの21得点に8リバウンド5アシストを記録したジェームズは「僕は常にコートに立っていたい。特に試合に勝つチャンス、試合にインパクトを与えると感じられる時はね」と語るが、コーチ陣の方針は受け入れるという。

「この起用法がチームのシステムであり、それに従うことになるだろう。この件について驚くことも怒ることもないよ」

ジェームズは38歳の現在も、未だリーグ屈指のオールラウンダーであり続けている。一方でさすがに近年は衰えが見えていることも明らかだ。特に昨シーズンは3ポイントシュートを筆頭にアウトサイドシュートの精度に苦しんだ。レイカーズとしては、レギュラーシーズンではジェームズの出場機会をできるだけ抑え、フル稼働を強いることになるポストシーズンをよりフレッシュな状態で迎えることが理想的だ。

彼の年齢、昨シーズンの状態を見れば今回の起用法は理にかなっているが、それでも大きなニュースとなることに、改めてジェームズの偉大さを思い知らされる。