「現役である以上、この数字はまだまだ伸びていく」
1月23日に行われたレバンガ北海道vs秋田ノーザンハピネッツの一戦では、国内トップリーグ通算1万得点という折茂武彦の大記録をファンとともに祝う『折茂武彦1万得点達成記念フェス』が行われた。
会場には『折茂フェス』と銘打った過去のユニフォームやボールなど折茂の長いキャリアを彩ったグッズが展示され、ファンが折茂へのメッセージを書き込むメッセージボードも登場。ティップオフ前にはセレモニーで鏡開きも行われた。かつての日本代表の盟友、佐古賢一も北海きたえーるに来場し、まだまだ現役を続ける同級生の48歳を激励した。
一般的な『ベテラン』より10年以上も長く現役生活を続け、勝負強いシューターとして得点を伸ばし続ける秘訣を問うと、折茂は「秘訣はないです。26年間、積み上げてきたものなので」と答える。
「僕の歴史でもあるし、僕が一番こだわってきたものなので。1万得点という数字にたどり着いたのは非常にうれしい。現役である以上、この数字はまだまだ伸びていくもので、基本的には意識しません。終わった時に何点だったのか、どうだったのか、自分がこれだけのことを残したというのが分かればいいと思っています。現役である以上は、コートに立った時はチームのために何ができるかを意識してやっています」
「皆さんの応援がなければなかった数字」
その折茂を祝福し、チームの勝利を願って会場に駆け付けたファンの数は2631人。平日ナイトゲーム開催、しかも札幌は大雪とあって北海きたえーるでの試合としては今シーズン初めて観客動員が3000人を下回り、秋田に後半突き放される敗戦となったが、会場は熱気に包まれた。
トヨタ自動車を離れて北海道に渡ったのは2007年のこと。実業団からプロへと転身してからの折茂は、北海道のバスケットボールファンとともに長いキャリアを歩んできた。
「1万点はトヨタ自動車の時代から積み重ねてきたもので、北海道に来る前と来てからの得点がちょうど半分ずつぐらいなんです。最初は1シーズンが10試合だけ。16試合とか20何試合しかなかった時代が長く続きました。その試合数が増えて、Bリーグになってさらに増えて、だから僕の点数も伸びている。あらためて皆さんの応援がなければなかった数字だし、北海道に来ていなければこれだけ長く現役を続けることもなかったと思います。今までトヨタ時代を応援してくれた人、北海道の道民の人たちに支えてもらって応援していただいたので、感謝してるということが一番です」
特典多数アリの『折茂フェス』はまだまだ続く!
北海道は25日と26日にも京都ハンナリーズを北海きたえーるに迎えるため、4日間でホーム3連戦という過密日程。この3試合すべてが『折茂フェス』に設定されている。23日はクリアファイル、25日はキーホルダー、26日はタオルが先着で、また3日間すべて来場したファン全員に「1万点記念ボード」がプレゼントされる。
この応援ボードは、2月1日までの期間、レバンガ北海道のソフトバンク公認ショップに持っていくことで先着で特製クリアファイルがプレゼントされ、さらに折茂のサイン会への参加に抽選できる。このサイン会には、期間中に店頭でソフトバンクの回線契約をしたファンはもれなく参加できる。折茂のファンには見逃せない特典だ。
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