スティーブン・アダムズ

写真=Getty Images

ジャパニメーション好きのアダムスに強力な後押し

NBAオールスター2019のファン投票締め切りまであとわずかとなった中、サンダーのスティーブン・アダムズの球宴出場を後押しする存在が現れた。なんと、日本のアニメ、ドラマ、漫画などのコンテンツを提供する配信サービス『クランチロール』が、大のジャパニメーション好きとして知られるアダムズへの投票を、世界中のアニメファンに呼びかけているのだ。

シーズンごとに着実に成長し続けているアダムズは、今シーズンも得点(15.4)、リバウンド(10.1)、アシスト(1.7)、スティール(1.5)でキャリアハイを記録するなど、リーグを代表するセンターの一人と言っても差し支えない。ただ、強豪ひしめく西カンファレンスには優れたフロントコートの選手が多く、彼らと比べるとインパクトに欠ける。

先日発表されたファン投票の途中経過(第3回)で、アダムズは西のフロントコート部門6位(148万3223票)にランクイン。スターターに選ばれるには3位以内が条件であるため、チームメートのポール・ジョージ(258万3342票)、あるいは欧州のワンダーボーイことマーベリックス新人のルカ・ドンチッチ(330万1825票)を上回る票数を得る必要がある。その差は実に100万票以上。投票は1月21日 23:59(日本時間22日13:59)に締め切られるため、短期間で一気に票を伸ばさなければならない。

オールスターファン投票は、NBA.com、NBAアプリ、Google、Google Assistantを通じて世界中のファンが投票できるシステムとなっている。動画にもあるように、アダムズは漫画『ONE PIECE』のファンであることを過去に示唆している。同作品は、2015年に世界で最も多く発行された単一作者によるコミックシリーズとしてギネス世界記録に認定されたコミックで、アニメも世界的な人気を誇る。そのため、世界中のアニメファンが力を結集させれば、3位以内へのジャンプアップも不可能ではない。『クランチロール』の投票キャンペーンにより、アダムズへの票数がどこまで伸びるか、非常に興味深い。