ケビン・ラブ

「みんなと一緒にシーズンを始められると思うと興奮するね」

ケビン・ラブは昨シーズン途中にキャバリアーズからヒートに移籍した。2014年に加入して8シーズン半を過ごし、初優勝をもたらしたチームに残り、キャブズの英雄として引退することもできたろうが、彼は現役プレーヤーとしての意味のある活動を少しでも長く続けることにこだわった。世代交代を優先して自分をローテーション外に置いたキャブズを飛び出し、頼れるベテランとなってヒートのNBAファイナル進出に貢献した。

今オフに契約満了を迎えたラブは、ヒートと新たに1年契約を結んでいる。年俸はキャブズ最終年の2700万ドル(約36億円)から310万ドル(約4億2000万円)へと大幅に減ったが、それは問題ではない。「ヒートでシーズンをスタートさせて、自分がどんなインパクトを与えられるか見てみたい」と彼は『Miami Herald』の取材に答えている。

「トレーニングキャンプからレギュラーシーズンの82試合、そのさらに先に臨むことにワクワクしている。僕はできる限り長くプレーして、自分自身から最大限のものを引き出したい。ここは僕にとって素晴らしい場所だ。歴史的な快進撃に貢献できたのは本当に楽しかった。だけど結末は望んでいたようなものじゃなかったし、やり残したこともある」

ヒート移籍は常に刺激と成長を求める彼にとっては大正解だったが、今の彼はシーズン始動のタイミングからすべてをこなすことを望んでいる。ヒートのトレーニングキャンプはNBA30チームの中で最も厳しいと有名で、ラブは35歳にして「パット・ライリーの時代から今のスポ(エリック・スポールストラ)に繋がる伝説は僕もよく聞くよ」と、キャンプで自分を追い込むことが待ち切れない様子だ。

「僕はワールドクラスのアスリートでありたい。僕自身、身体作りはしっかりやってきた。ファイナルに5回出場するうちに、オフに入って少ししたら身体のビルドアップを始めるように意識が変わった。今回もヒートのキャンプに備えて、少し早くトレーニングを始めたよ。みんなと一緒にシーズンを始められると思うと興奮するね。あの場所であのエネルギーを早く感じたいんだ」

ヒートは10月3日に始動する。ラブは引き締まった身体で、これから始まる挑戦に胸を躍らせながらトレーニングキャンプに現れるはずだ。