大部分が継続、チーム力を積み上げてさらなる高みを目指す

昨シーズンは28勝32敗でレギュラーシーズンを終え、ワイルドカード下位でチーム史上初のプレーオフ進出を果たした。プレーオフのクォーターファイナルで敗戦となったものの、長らく低迷期だったことを考えると大きな成果を挙げたと言える。これまでのオフは低迷から再建を繰り返し『別れの季節』と言えるほど選手の入れ替わりが激しかったが、今オフは8選手が継続となりルーキー2選手が加入となった。地元出身で合計9シーズンを青森でプレーした下山大地の退団は意外な印象を受けたものの、高原純平ヘッドコーチも続投となり、昨シーズンの手応えをさらに結果に結びつける編成となっている。しかし、開幕18日前にマックス・ヒサタケの契約解除があり、軌道修正を求められることになったが、よりチーム力を結束させるきっかけにしてほしいところ。今オフの新加入の目玉は横浜ビー・コルセアーズから移籍してきたパトリック・アウダ。退団となったアレックス・デイビスとはタイプが違うが、バスケットIQが高く献身的なプレーで青森にポジティブな影響を与えるに違いない。

概ね昨シーズンから戦い方が大きく変わらないと予想されるが、比較的2ポイントシュートでの得点割合が高いチームだっただけに、3ポイントシュートの成功率を上げてバランス良く得点していきたい。外国籍選手に得点が偏りがちだったが、2桁得点できる日本人選手も揃っているため、バックコート陣の奮起に期待だ。継続性からチーム力の向上は十分に見込まれるため、昨シーズンを上回るためにもチームディフェンスの強化にも注目したい。

所属選手一覧

『FP(ファンタジーポイント)最多日本人選手』

※FP(ファンタジーポイント)は、選手の活躍度合を計る指標となるポイント。各選手が実際の試合で記録した成績に応じて算出される。

池田祐一
昨シーズンは主にセカンドユニットとして全60試合に出場し、平均出場時間22分5秒で8.0得点とバックコートの得点源として活躍。さらにアシストではリーグ3位となる4.7本を叩き出し、オフェンスの起点になった。ベスト6thマンと呼ばれるような活躍を今シーズンも期待したい。

【注目選手】

常田耕平
昨シーズンはルーキーながら半数以上の試合で先発を務め、平均出場時間19.0分と會田圭佑や池田とともにバックコートを支えた。キャリアハイの19得点を叩き出すなど爆発的な得点能力が魅力。大きく成長が期待できる若手選手だけに、さらなる飛躍のシーズンにして欲しい。

パトリック・アウダ
日本では横浜BCで3シーズンプレーし、今シーズン初めてB2へ。昨シーズンはロスターの兼ね合いもあり、平均9.9得点、4.1リバウンド、1.2アシストとスタッツを落としたものの、平均15.0得点、6.0リバウンド、3.0アシスト以上は期待できる選手である。チェコ代表も歴任した実力者が青森でもチームを引っ張るだろう。

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