女子日本代表

後半を54-22と圧倒

6月26日、オーストラリアのシドニーで『FIBA女子アジアカップ2023』」が開幕。日本は初戦で(FIBAランキング9位)チャイニーズ・タイペイ(同33位)と対戦した。

日本の先発は山本麻衣、林咲希、馬瓜ステファニー、赤穂ひまわり、髙田真希の5人。髙田の3ポイントシュートで先制した日本は序盤から先発全員が得点するなど、バランスの良いオフェンスを披露。林と平下愛佳が3ポイントシュートを沈め、ディフェンスも噛み合い、開始から約4分半で17-3とスタートダッシュを決めた。しかし、ここからチャイニーズ・タイペイの強気なアタックを徐々に止められなくなり失速する。第1クォーターを21-14で終えると、第2クォーターに入っても、軽率なミスから速攻を許し、タフな3ポイントシュートを決められ、残り1分21秒には3点差まで迫られた。

それでも、本橋菜子がドライブから髙田のイージーシュートをお膳立てすれば、自らもレイアップを決め、最終ポゼッションではオフェンスリバウンドからゴール下を決めるなど、6得点すべてに絡む活躍を見せ、40-31で前半を終えた。

後半に入ってもなかなかリズムがつかめなかった日本だったが、平下や馬瓜のブロックショットなどディフェンスで我慢を続けたことが実る。開始約4分に山本のドライブでリードを2桁に乗せると、主導権を握った日本は平下と山本の連続3ポイントシュートも決まり点差を拡大。そして、残り3分15秒から相手のオフェンスをシャットアウトし、9-0のランで締めくくって66-43と一気に勝負を決めた。その後も最後まで攻撃の手を緩めなかった日本は第4クォーターも28-10と大きく上回り、最終スコア94-53で快勝した。

日本は馬瓜がゲームハイの18得点を挙げ、髙田と赤穂が12得点で続き、宮下も10得点と4人が2桁得点を記録。前半は苦戦を強いられたがオフェンスリバウンドで14-9、ターンオーバーでも11-18と上回り、総合力の高さを見せつけた。本日の12:30(日本時間)にはフィリピンとの第2戦に臨む。