ウインターカップ男子準々決勝、福岡第一の「ものすごく速いブレイク」の前に力尽きた船橋市立船橋

2016/12/27
プレーヤー
1115

文=丸山素行 写真=小永吉陽子

先手を取った船橋市立船橋だが「淡白なシュート」で崩れる

『JX-ENEOSウインターカップ2016』大会5日目、男子はベスト8が出揃い、高校バスケットボールプレーヤーの憧れであるセンターコートで試合が行われた。

インターハイ王者の福岡第一(福岡県)と船橋市立船橋(千葉県)がベスト4をかけて激突。船橋市立船橋がリバウンドからの速攻を止められず福岡第一に破れ、準々決勝で姿を消した。

福岡第一の井手口孝コーチが「つまらないミスが多い試合だった」と試合後にコメントしたように、福岡第一は船橋市立船橋を上回る14のターンオーバーを犯した。それでも「1年生の松崎裕樹、2年生の松本礼太が『ここが勝負だよ』と言っていたリバウンドで頑張り、そこからブレイクができた」と勝因を語る。リバウンドは福岡第一が15上回った。

序盤にペースを握った船橋市立船橋だが、リバウンドからの速攻で松崎に何度も得点を許し、30-38とリードされ前半を終えた。それでも後半、キャプテンの赤穂雷太を中心に反撃に出る。

赤穂は「前半はパスを回しすぎた部分があり、淡白なシュートを撃ってしまった」との反省から、第3クォーターに入り果敢にアタックした。「後半の出だしはパスを回すこともそうですが、ドライブからの中だったり、合わせをしようと自分で考えました」

得点とアシストでチームを引っ張り、第3クォーター半ばにはバスケット・カウントの3点プレーを決めた赤穂の活躍により、船橋市立船橋が41-41の同点に追いつく。

止まらない「リバウンドからのブレイク」

だが、これに反応してステップアップしたのが、同じポイントガードの重冨周希だ。福岡第一はチームでオフェンスリバウンドに果敢に絡んでセカンドチャンスを作り出し、勝負どころで得意の速攻を繰り出す。重冨周希はこの第3クォーターで赤穂と同じく10得点。これで福岡第一が再びリードを広げた。

50-60と10点のビハインドを背負って最終クォーターを迎えた船橋市立船橋は、追い付くために強引な攻めに出るが、これが裏目に。タフショットを打たされ、そのリバウンドから速攻を浴びる悪循環に陥った。今度は重冨ツインズの兄、友希の出番。67-53と船橋市立船橋を突き放す3ポイントシュートを決めた。

あっという間にビハインドが20点に広がり、ディフェンスをゾーンに切り替えて福岡第一の勢いを止めるも、時すでに遅し。インターハイ王者の前に62-79で敗れた。

船橋市立船橋の近藤義行コーチは試合をこう振り返る。「リバウンドからのブレイクチャンスがものすごく速い。一個ミスをするとそれが出されるのでシュートが狂ったり、淡白な外角シュートが何本か出てしまった」

「普段は全く緊張しない」と語るムードメーカーの田村伊織も「気持ちが入りすぎた部分はあったかもしれない。いつもだったら3ポイントシュートも気持ちよく打つのですが、力んで外してしまった」と、福岡第一のプレッシャーを感じていたようだ。

5選手が2桁得点を記録した福岡第一。中でも1年生の松崎裕樹は相手のエースである赤穂とのマッチアップで存在感を示し、ゲームハイの23得点を記録。井手口孝コーチは「ドライブもリバウンドも守備もできるガードになってほしい。お兄ちゃんたちがカバーしてくれる、という気分でどんどんやってくれれば」と、ウインターカップ期間中のステップアップに期待を寄せる。

順当にベスト4へ進出した福岡第一。明日は決勝進出をかけて延岡学園(宮崎県)に快勝した帝京長岡(新潟県)と対戦する。東京体育館のセンターコートで15時20分試合開始だ。

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