八村は前半だけで17得点を挙げるも後半に失速
NBAプレーオフ、ナゲッツvsレイカーズの西カンファレンスファイナル第2戦で、八村塁がチームを牽引する活躍を見せた。
21-20で迎えた第1クォーター残り4分、コートに送り出された八村はファーストプレーでオフェンスリバウンドからセカンドチャンスポイントを挙げると、アンソニー・デイビスとの合わせからゴール下でも得点。さらにベースラインからアタックし、二コラ・ヨキッチを空中でかわすダブル・クラッチも決めて、いきなり6得点を挙げた。
27-27の同点で迎えた第2クォーターも八村の勢いは止まらない。開始1分、レブロン・ジェームズのアタックから左45度でパスを受けると、ノーマークの3ポイントシュートを確実に沈める。さらにトップからジェフ・グリーンに1on1を仕掛けて得意のプルアップを決めれば、トランジションからリバースレイアップも成功させた。イケイケ状態の八村はレブロンのワンマン速攻をアシストしかけたが、ノーマークでボールをファンブルしてしまうレブロン『らしくない』プレーによりアシストは幻に。
レイカーズは八村の活躍により一時2桁リードを奪ったが、ヨキッチを起点にしたナゲッツのオフェンスをなかなか止められずに失速。それでも、残り26秒にレブロンのアシストから八村がアリウープを決めて53-48とリードを保って前半を終えた。
後半開始6分過ぎ、68-62の場面で再びコートに立った八村は合わせからゴール下で得点し好調をキープしたが、チームはオーバーヘルプから3ポイントシュートを決められ、トランジションからも失点するなど失速。残り2分10秒にジャマール・マレーにフローター決められて同点に追いつかれた。その後、3点をリードして最終クォーターを迎えたレイカーズだったが、マレーのクラッチプレーを止められず突如ブラックアウトに包まれる。
八村のフリースローで2点をリードした場面から、マレーに4本連続でタフな3ポイントシュートを決められ、約3分半の間に4-18と一気に走られた。その後、レブロンやデイビスの活躍で点差を縮め、残り1分7秒にはオースティン・リーブスがタフな3ポイントシュートを沈めて2点差まで迫った。それでも、このクォーターだけて23得点を許したマレーにフリースローを確実に決められて、103-108で逃げ切られた。
八村は前半14分の出場で7本すべてのフィールドゴールを成功させて17得点を積み上げたが、後半はオフェンスファウルを喫するなど失速し、21得点に留まった。逆転負けを喫したレイカーズはこれで0勝2敗に。第3戦はレイカーズのホームで現地5月20日に行われる。