「本日ご本人から退任されるという発表がございました」
シーホース三河は鈴木貴美一ヘッドコーチが今シーズン限りでヘッドコーチを退任する旨を発表した。
クラブによると、5月7日(日)の試合終了後のファンイベントで鈴木氏自身から今シーズン限りで退任するという趣旨の発表があったという。それを受け、代表取締役社長の鈴木秀臣が急遽記者会見を実施した。
クラブは以下の会見内容を発表している。
「私どもは、2016年のBリーグ開幕以降、強いチームと、ホスピタリティの高いクラブを作って、Bリーグの頂点に立つということを目標に皆で頑張ってまいりました。我々も2026年の新アリーナ竣工を目指して準備を進めています。また、来シーズンの昇格審査も始まります。そのために一丸となって、このシーホース三河という会社、クラブをさらに高いレベルに押し上げて、新しく強いクラブを目指していきたいと思っています」
「鈴木ヘッドコーチには、1995年の就任以来、天皇杯やリーグ戦での数々の優勝などの大きな功績を残されたと思っています。また、この日本のバスケット界に大きな功績を与えた方だと本当に思っています。我々は鈴木ヘッドコーチにずっと感謝をしながら、仕事を一緒に続けてまいりました。Bリーグになってから優勝こそございませんけれども、私は鈴木ヘッドコーチを尊敬し、コミュニケーションをとりながら、強いチームを作るという思いで、一緒にやってきました」
「現状を踏まえて鈴木ヘッドコーチとは、これまでヘッドコーチ退任を含めた、体制の変換やスタッフの増強、GMを招聘もしくは、ご自身がGMになっていただく道など、様々な形で話を続けてまいりましたが、妥結には至らなかったためご勇退をお勧めしていたところ、本日ご本人から退任されるという発表がございました。我々はファンの皆さま、 地域の皆さま、協賛会社の皆さま、メディアの皆さま、そんな皆さま方と一緒に、これからのBリーグ、これからのシーホース三河に向かって、より強く、素晴らしいクラブにしていく決意をしております。新しい伝統あるクラブ、新しい歴史をまた一生懸命作っていきたいと考えております」