U-18日本代表の『師弟対決』となった桜花学園vs山形市立商業、40分間を戦い抜く桜花学園の底力が後半に爆発

2016/12/25
プレーヤー
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文=丸山素行 写真=小永吉陽子

山形市立商業は徹底したインサイド封じで桜花学園に対抗

『JX-ENEOSウインターカップ2016』大会3日目、女子はベスト16が出揃い8試合が行われた。

夏のインターハイを制し、34年連続34回目の出場となる桜花学園は、山形市立商業と対戦。山形市立商業を率いる高橋仁はU-18女子日本代表のヘッドコーチを兼任しており、11月には『FIBA ASIA U-18』を率いてアジア2位になり、来年の世界への挑戦権を勝ち取っている。この大会に参加したチームの5選手が桜花学園に所属しており、U-18代表のヘッドコーチと選手がウインターカップで敵と味方に分かれて対戦する構図となった。

序盤は173cmの大川梓沙を軸とする山形市立商業のインサイド陣が、10cm以上高い相手にもひるまず身体を張り、ゴール下でのイージーシュートを打たせない。ルーズボールにも執念を見せて、「第1クォーターは狙った以上に抑えることができた」と高橋コーチが振り返るように、実力上位の桜花学園に食らい付いた。

それでも桜花学園は馬瓜ステファニーが連続でゴール下の得点を決め、藤本愛瑚のミドルシュートなどで30-22とリードして前半を終えると、後半はギアを上げて山形市立商業を圧倒する。

後半「ボディーブローのように」効いた選手層の差

積極的なディフェンスで相手の攻め手を封じる桜花学園。山形市立商業はパスコースを見いだせずガードがボールを突き続けるシーンが目立った。桜花学園はこうしてタフショットを打たせ、リバウンドからの速攻で得点を重ねた。

また、ゴール下の得点が伸び悩んだ前半とは対照的に、梅沢樹奈を筆頭に果敢なアタックを見せ、こちらも得点を量産する。前半はインサイドで互角の戦いを演じた山形市立商業だが、「インサイドの当たりがボディーブローのように効いて失速してしまった」と高橋コーチが振り返るように、桜花学園のパワーに40分間対抗することができなかった。

スターターの5人が出ずっぱりだった山形市立商業に対し、桜花学園はローテーション起用で常にフレッシュな選手をコートに立たせた。この差を生かした桜花学園が、後半は58-19と圧倒し、88-41で快勝した。

桜花学園の小川由夏アシスタントコーチは、チームカラーである「強いディフェンスからのブレイクとインサイド中心」のバスケットを後半に体現できたことを勝因に挙げた。

敗れた山形市立商業の高橋コーチは、今年度いっぱいで定年を迎えるため、これで全国での戦いを終えたことになる。「私の最後のゲームを桜花学園とやれたのは何かの縁だと思う。山形商業での指導はいい終わり方ができました」と締めた。

貫禄勝ちを収めた桜花学園は、明日の準々決勝ではベスト16で東京成徳大学(東京都/開催地枠)を破った開志国際(新潟県)と対戦する。

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