八村塁

レブロンとのホットラインも披露

八村塁が所属するレイカーズがアウェーでジャズと対戦。オーバータイムにもつれる激闘となったが、残り27秒にレブロン・ジェームズが勝ち越しのドライビングレイアップを決めると、同点を狙ったテイレン・ホートン・タッカーのシュートが外れ、レイカーズが135-133で勝利した。

前回のロケッツ戦でレイカーズに移籍後ベストと言えるパフォーマンスを見せた八村はこの試合でも好調なプレーを披露した。最初に放ったポストプレーからのフェイダウェイはオーバーしたが、再びインサイドでボールを受けると、ディフェンスを引き付けてオースティン・リーブスの3ポイントシュートをアシスト。第1クォーター残り1分24秒にはローポストから華麗なターンアラウンドでディフェンスを抜き去り、ゴール下で初得点を決めた。

第2クォーターにはデニス・シュルーダーのドライブに合わせてボールを受けると。ケリー・オリニクのシュートチェックをものともせずにシュートをねじ込んだ。残り5分を切った場面でフリーの3ポイントシュートをしっかりと沈めると、ディフェンスリバウンドからボールをプッシュしフィニッシュまで決める、コースト・トゥ・コーストも成功させた。

レイカーズが11点をリードして迎えた後半も八村の好調は続く。アンソニー・デイビスが相手のロブパスをはたいた瞬間に速攻の先頭を走り出した八村は、リーブスを経由したボールをそのままワンハンドダンクで叩き込む。さらにコーナーから1on1を仕掛けると、持ち前のフィジカルで押し込んでいき、ファウルを受けながらゴール下を決めた。そして、レブロンにスクリーンをかけたシーンでは、すぐさまダイブしてボールを呼び込み、豪快なダンクでフィニッシュ。引き続き、レブロンとの相性が良いことを示した。

第4クォーターは2本の3ポイントシュートを決め切れず、その後はプレータイムが伸びずにオーバータイムも出番は訪れなかった。それでも八村は25分のプレータイムで17得点6リバウンドを挙げ、2戦連続で2桁得点を記録しチームの勝利に大きく貢献した。レイカーズは西カンファレンス7位を死守し、プレーオフへストレートインとなる6位以上の可能性を残している。