ドマンタス・サボニス

リーグ最強のオフェンス力を誇るも「プレーオフではもっと良いディフェンスを」

キングスがホームでペリカンズと対戦。ドマンタス・サボニスが19得点11リバウンド11アシストのトリプル・ダブルを達成し、チーム全体で38本中16本と高確率で3ポイントシュートを成功させたことで123-108の快勝を収めた。

試合は立ち上がりから僅差の展開となり、前半は59-59の互角で終える。しかし、第3クォーターに入るとリーグ屈指の破壊力を誇るキングスのハイパワーオフェンスが本領発揮。サボニスに加え、本日25得点のケビン・ハーターらを軸にこのクォーターでフィールドゴール23本中15本成功と確率良くシュートを沈め38-20のビッグクォーターを作り出した。第4クォーターに入ってもキングスの流れは続き、残り8分にはマリーク・モンクの得点でリードを23点にまで広げる。その後もペリカンズに付け入る隙を与えずに楽々と逃げ切った。

今シーズン8度目のトリプル・ダブルを記録したサボニスは、前回の対戦で104-136と完敗した相手に雪辱できたのは大きな意味があると主張する。「ペリカンズを相手にすると常にタフな試合になる。ただ、今日の試合に勝てたのはチームにとって大きな助けになるよ」

そして、リーグ1位の1試合平均120得点を超えるオフェンス力についても「アタックする際、僕たちは多くのことができる」と自信を見せた。ただ、その一方で、ポストシーズンでは守備の重要性が増すと冷静に語った。「プレーオフではもっと良いディフェンスをしないといけない。すべてをよりハードにして、今以上に準備をしないといけない。レギュラーシーズンは残り18試合で、すべての試合で僕たちは成長していく必要があるんだ」

この勝利で38勝26敗としたキングスは現在西カンファレンス3位につけている。2006年以来となるポストシーズン出場へ向けて着実に前進しているが、選手たちはより上を目指している。ルーキーのキーガン・マレーも「これからタフな日程で簡単ではないことはわかっているけど、俺たちはプレーオフ初戦をホームで迎えたい」と語った。

今のキングスにとって、久しぶりのプレーオフ進出はあくまで通過点でしかない。オールスターブレイク明け以降は6勝1敗と勢いを加速させており、これからどこまでチーム力、順位を上げていくことができるのか楽しみだ。