写真=Getty Images

リーグも球団も選手も、NBA関係者が続々とSNSで追悼

米ネットワーク『TNT』のNBAサイドラインリポーターとして長年活躍したクレイグ・セイガーが、ガンとの闘病の末、65歳の若さで12月15日に永眠した。NBAファンだけではなく、選手やコーチからも愛された名物リポーターの死を悼み、スター選手たちが続々とSNSに追悼投稿をしている。

コービー・ブライアント
クレイグ・セイガー、生きていた時間こそ、あなたがどういう人生を送ったかを率直に表しています。僕たちと時間を共有してくれて感謝しています。友よ、安らかに。

ドワイト・ハワード
クレイグ・セイガーの死に深い悲しみを覚えている。ご遺族にお悔やみを申し上げたい。偉大な人を失ってしまった。

ケビン・デュラント
クレイグのご冥福をお祈りします。愛しているよ! 安らかに。

黙祷を捧げるのではなく、拍手で功績を称える

各チームは、自身も患った白血病患者を支援するセイガーの財団『SAGERSTRONG Foundation』で販売している『Sager Tシャツ』を着てウォームアップを行なった。目を引く派手なスーツとネクタイは、セイガー氏のトレードマークだった。

同日オラクル・アリーナで試合のあったウォリアーズは、試合前に指揮官スティーブ・カーがマイクを握り、セイガーの死を悼むコメントを寄せている。

「多くの皆さんがご存知の通り、今日はNBAにとって悲しい一日となりました。我々にとって大きなパートを担ってくれていたクレイグ・セイガーが亡くなったからです。彼は仕事にビール、ゴルフ、今日の試合のような大きなスポーツイベントの雰囲気が大好きな人でした。何よりも人に愛情を注ぐ人物で、試合後、彼と話すのはいつだって楽しかった思い出があります」

「黙祷を捧げる予定でしたが、我々に喜びや楽しさを伝えてくれたクレイグの人生を振り返った時、拍手で偉大な彼を送り出す方が適切と考えました」とカーが語ると、会場にいる全員が大きな拍手でセイガーの功績を称えた。