守備には確固たる自信「自然とどのようにディフェンスをするべきか理解できる」
現地2月13日、トレイルブレイザーズがホームでレイカーズと対戦した。レブロン・ジェームズが欠場する相手に対し、デイミアン・リラードの8本を筆頭に、チーム全体で合計23本の3ポイントシュートを高確率で成功させて127-115で勝利を収めた。レイカーズの八村塁は、先発出場で21分51秒プレーし8得点7リバウンド1アシスト1ブロックを記録している。
第1クォーター、ブレイザーズはいきなり3ポイントシュートを14本中10本成功と驚異的な確率で決めることでオフェンスが爆発。一方のレイカーズは長距離砲が10本中1本成功と全く入らず34-19とビッグクォーターを作った。第2クォーター以降もブレイザーズは40得点6アシストを挙げたリラードを軸にしたオフェンスで順調に加点し、大量リードをキープ。第4クォーター残り4分半の時点で22点リードと危なげない試合運びで逃げ切った。
この試合、リラードと共に光るプレーを見せたのはセブンティシクサーズから加入し、今回がデビュー戦となったマティース・サイブルだ。26分29秒のプレータイムで3ポイントシュート6本中4本成功を含む14得点に加え、6リバウンド3ブロック1スティールを記録。移籍前は平均12.1分の出場で2.7得点、1.3リバウンドだったことを考えれば、これ以上ない新天地でのデビュー戦となった。
「まず、気分よくプレーできた。どれくらい、いつものようにプレーできるのか分からなかったけど、自分が必要とされていることは分かっていた。コーチングスタッフ、チームメートは僕のことを応援してくれているからね」
このように試合を振り返ったサイブルは、シクサーズ時代とは違い序盤から積極的に外から打っていた点について「ここでは自由にオープンシュートを打てて、自分もオフェンスの一部となれる」と役割の変化を歓迎している。
「この自由は僕にとって自信を持たせてくれる。ここ数年、オフェンスに絡む機会を与えられなかった。それだと自分の実力に疑問が生じるものだ。ただ、このチームでは1度の練習、1度の試合を終えただけで、すでに快適にプレーできている」
そして、元から高く評価され、今回もいきなり3ブロックと大きなインパクトを与えた守備については引き続き自信を見せた。「コートに立てば、自然とどのようにディフェンスをするべきか理解できる。これはデイム(リラード)にボールを渡せばシュートを決める方法を見つけるのと同じこと。だから守備で期待されていることに重圧はない。これからチームディフェンス、各選手のプレーの傾向を学んで、チーム一体となってプレーできることが楽しみだよ」
チームの期待に応えサイブルがオフェンスでも才能を開花し、トップレベルの『3&D』プレーヤーへと進化できるのか。それはブレイザーズのこれからの戦いに大きな影響を与える鍵となってくる。