最後までディフェンスを修正できず2戦続けて130失点オーバー
ネッツがホームにピストンズを迎えた一戦はカイリー・アービングが40得点の爆発を見せるも、昨日のセブンティシクサーズ戦に続いて最後までチームディフェンスを改善できずに122-130で敗れた。
渡邊雄太の出番は第2クォーター序盤に訪れた。右コーナーでフリーの3ポイントシュートを落としてしまうが、直後にはオフェンスリバウンドに何度も絡んでポゼッションをキープすると、アービングのシュートミスを拾いそのままファウルを受けながらゴール下を決める。ボーナススローも成功させ、3ポイントシュート失敗の汚名を返上した。さらに抜群のタイミングでトップからカッティングしパスを呼び込むと、そのままダンクに持ち込む。相手のブロックショットに阻まれたが、ファウルを誘発しフリースローを2本とも沈めた。
後半開始約4分、7点ビハインドの場面で渡邊が再びコートに。オフェンスで絡むシーンはなかなかなかったが、相手のミスコミュニケーションにより前が空いたシーンでは、右45度からの3ポイントシュートをしっかりと成功させた。ディフェンスでは持ち前のフットワーク、ウイングスパンの長さを発揮したが、相手が一枚上回りタフショットを決め切られてしまう。また、ヘルプポジションからボヤン・ボグダノビッチのミドルシュートをブロックするシーンもあったが、全体的にディフェンスの連動がうまくいかずに後手を踏み、43失点のビッグクォーターを作られた。
その後、渡邊は最終クォーター残り7分からコートに立ち、クロージングラインナップも務めたが、一定の選手にボールが集まり個での打開が増えたことで一度もシュート機会がなかった。チームは残り1分で5点差まで迫ったが、前がかりになる中でゴール下にパスを通され簡単に失点し、最後までディフェンスを修正できずに敗れた。
渡邊はベンチーメンバーの中で最長となる24分のプレータイムで8得点5リバウンド1ブロックを挙げた。出場時の得失点差はチームトップの+8を記録しており、ディフェンス面での貢献度は安定していると言える。なお、ベン・シモンズは左膝の痛みのため後半開始5分過ぎに交代し、その後はコートに戻ってこなかった。