ブランドン・ジェニングス

写真=Getty Images

意味深なメッセージを投稿後退団へ

今年8月にロシアのユナイテッドリーグに所属するゼニト・サンクトペテルブルクと契約したブランドン・ジェニングスが、同チームとの契約を解消した。『7DAYS EuroCup』が発表した声明によれば、ゼニトとジェニングスは、早期の契約解消に関して合意したという。

ジェニングスは、バックスから解雇された後でゼニトと契約。欧州で現役を引退する可能性も示唆したが、ゼニトではユーロカップで平均9得点4リバウンド7アシスト、ユナイテッドリーグで平均10.2得点、2.4リバウンド、6.4アシストというスタッツを残し、計10試合に出場しただけで退団を決めた。

ジェニングスは、今月半ば、「人生で学んだこと。俺は二度と、父親が自分の息子を指導するチームではプレーしない!」という意味深なメッセージをInstagramのストーリーに投稿。後に削除されたのだが、この内容は、ゼニトの指揮官ヴァシリー・カラセフと、息子で同チームに所属するセルゲイ・カラセフのことを指していると見られている。

ジェニングスは、アメリカの大学には進学せず、海外リーグを経てNBAドラフトにエントリーする方法を実践したパイオニアの一人。高校卒業後の2008年から1年間、イタリアリーグでの武者修行を経て、2009年のドラフトにエントリーし、全体10位でバックスから指名され、NBA選手になる夢を叶えた。今後については未定だが、NBAでの1年目に1試合55得点を記録したこともある爆発力のあるプレーヤーで、経験も豊富。ガード不足のGリーグチーム、もしくはNBAチームからオファーが届く可能性はある。