パトリック・ベバリー

「とてもプロフェッショナルとは言えない行為だった」

レイカーズのパトリック・ベバリーは、11月22日に行われたサンズの終盤、ディアンドレ・エイトンを背後から突き飛ばして退場処分を受けた。NBAは彼に対して3試合の出場停止処分を科すことを決定した。

ビハインドを詰めようと攻めるレイカーズのオースティン・リーブスがシュートを打とうとした際、デビン・ブッカーのブロックショットを浴びてコートに倒れる。その彼にエイトンが歩み寄ったのだが、これに過剰反応したベバリーが背後から突き飛ばすことになった。騒ぎはそれ以上大きくならなかったものの、両チームの選手とスタッフが出てきてコート上は騒然となった。

試合後のベバリーは何らかの処分を受けることを覚悟しており、「とてもプロフェッショナルとは言えない行為だった。間違いなく、他にやり方はあった。僕は大の大人だし、来たるべき処分は受け入れるよ」と語っている。

それでも、ベバリーの行為はレイカーズの面々に受け入れられている。指揮官のダービン・ハムは「チームメートを守るための行動であり、責めるつもりはない」と言い、リーブスは「ああいった出来事がチームのケミストリーを生み出す。彼が110%の力を出しているのを見たら、誰だってそれ以上のことをしたくなる」と語っている。

プレーが止まっている時に相手選手を後ろから突き飛ばす行為は、理由がどうあれあってはならない。レイカーズの面々もそれは百も承知だが、5勝11敗と低迷が続く状況で、どんな出来事であれポジティブに受け止め、前に進む力に変えたいとの思いだろう。

レイカーズは敵地でのスパーズとの連戦、そしてペイサーズとのホームゲームをベバリー抜きで戦うことになる。