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屈辱的な罰ゲームに終始苦笑も『男に二言無し』の対応

12月2日、シカゴのユナイテッド・センターでレブロン・ジェームズを出迎えたのは、他でもないドゥエイン・ウェイド。MLBの2016ワールドシリーズ前にカブスかインディアンスのどちらかが優勝するかで2人は賭けをした。もちろん、ウェイドはカブス、ジェームズはインディアンスと、地元チームに賭けた。

ご存じの通り、第7戦までもつれたシリーズを制したのはカブス。賭けに負けたジェームズは、罰ゲームとしてブルズ戦が行なわれる同日、キャバリアーズで着けている『23番』と背中に入ったカブスのユニフォーム姿で会場入りする羽目になった。

試合前日の練習後、ジェームズは『AP通信』に、「賭けだからね。代償を実行するだけ。それ以上のことはない」とコメントし、会場入り前には、レブロンのカブスユニ姿の画像が『UINTERRUPTED』公式Twitterアカウントに投稿された。そのツイートをジェームズ本人が、「なんてことだ!! でも賭けは賭け。やるぜウェイド」というメッセージを付け引用リツイート。

盟友ウェイドとのやり取り中も終始苦笑だったジェームズ。潔く約束を果たしたものの、その胸中では、再びメジャースポーツの優勝決定シリーズでシカゴとクリーブランドが激突する機会が1日でも早く来ることを待ち望んでいるに違いない。

そしてこの日の両者の直接対決は、ウェイドのブルズがジェームズのキャブズに111-105で勝利。カブスユニを着るという『屈辱』でジェームズのルーティーンは崩れに崩れたはずで、これが試合結果に少なからず影響を及ぼしたに違いない。