ディフェンスでは、白鷗大の3ポイントシュートを0本に抑える好守を発揮

11月5日、専修大は今日勝利すれば関東大学リーグ戦初優勝となる白鷗大と対戦した。試合は3ポイントシュートの成功がなかった白鷗大に対して、チームハイの12得点を記録した喜志永修斗を筆頭に内外バランス良く得点し続けた専修大が、72-66で勝利した。

市場脩斗の3ポイントシュートで先手を打った専修大は、続けて大黒柱のクベマ・ジョセフ・スティーブがダンクシュートを成功させて流れをつかむ。対する白鷗大は、ポイントガードの関屋心が早々に2ファウルとなり攻め手を失ってしまう。クォーターを通してインサイドで得点を重ねた専修大が、20-16とリードして最初のクォーターを終える。

第2クォーターでも専修大がインサイドを中心に攻め続け、さらにゾーンディフェンスに対してはシューターの喜志永が3ポイントシュートを沈めて上回った。終盤に連続してファウルを犯し、てしまい、フリースローで失点を重ねたがリードを6点に広げて試合を折り返した。

後半に入り、連続でターンオーバーを喫したことで流れが白鷗大に行きかけた。それでも、途中出場の米山ジャバ偉生が3ポイントシュートとバスケット・カウントに成功して主導権を握り返し、7点リードで最終クォーターへ進んだ。

反撃したい白鷗大は、試合を通して見せているオールコートディフェンスでターンオーバーを誘発させ、ファストブレイクで追いかける。この日6スティールを記録した佐藤涼成が、プレッシャーディフェンスでスティールに成功し、イージーシュートに繋げて残り4分に後半初のリードを奪った。

逆転を許した専修は、残り3分30秒に喜志永の4本目となる3ポイントシュートでリードを取り返すと、1点差で迎えた残り1分30秒には、浅野ケニーのアシストからゴール下を支配したスティーブが豪快なダンクシュートを成功させてリードを3点に。その後、スティーブのブロックショットでゴールを死守し、ファウルゲームで獲得したフリースローを浅野がきっちり決めてそのまま逃げ切った。

勝利した専修大の佐々木優一ヘッドコーチは、今日の勝利を次のように振り返った。「受け身にならないことを勝ちの絶対条件だと選手たちに話していました。1戦目を3点差で負けていた中、今回6点差で勝利することができたことは選手たちにとって自信になったと思います」

専修大は今日の勝利で、リーグ優勝の望みを繋いだ。白鷗大の結果次第となるが、勝利が絶対条件となる明日、強敵の日本大と対戦する。