不安要素を抱えるチームに救世主となる選手は現れるか!?

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横浜ビー・コルセアーズvs茨城ロボッツ
前節の横浜ビー・コルセアーズは、名古屋ダイヤモンドドルフィンズを相手に1勝1敗で決着した。パトリック・アウダが欠場の中、大逆転で勝利した第2戦の経験は、若手が多いチームにとって自信となった。リーグで2番目に低い3ポイントシュートの成功率も、森川正明の復調とともに改善されていくだろう。茨城ロボッツも前節は、三遠ネオフェニックスを相手に1勝1敗。横浜BCと同様に第2戦は大逆転で勝利を収めた。この試合では今シーズンに茨城が目指す、オフェンス重視のハイペースバスケの真骨頂が見ることができた。ここにLJ・ピークのプレータイムが伸びてくれば、より強力なロスターとなるだろう。お互いに2勝4敗と戦績は振るわないものの、大逆転勝利の勢いそのままに連勝を目指したい。

名古屋ダイヤモンドドルフィンズvsレバンガ北海道
昨シーズンからロスターを大きく変えず、スタートダッシュが期待された名古屋ダイヤモンドドルフィンズだが、ここまでは4勝2敗。フィールドゴール成功率、3ポイントシュート成功率、アシスト数はリーグトップを記録し、平均得点も同2位と、オフェンスでは好調を維持している。レバンガ北海道はB1で唯一開幕4連敗を喫したが、前節は富山グラウジーズを相手にホームで見事連勝。しかし昨シーズンの得点王であるショーン・ロングが不調で、前節は加入以来初めてスタメンから外れた。ブロック・モータムとアレックス・マーフィーがそれを補う活躍を見せているが、ロングの復調はシーズンを戦い抜く上で必須となる。両チームとも目指す位置から離されないために、負けられない対戦となる。

京都ハンナリーズvs新潟アルビレックスBB
京都ハンナリーズは前節にシーホース三河と対戦し、1勝1敗と痛み分けとなった。勝利した第2戦は後半に攻守が機能しての完勝。しかし、チームとしては平均得点とフィールドゴール成功率がリーグ最下位となっており、得点力不足が課題だ。さらにティージェー・ロールが脳震盪のため、インジュアリーリストに登録と不安要素もある。新潟アルビレックスBBも同様に不安要素を抱えている。ここまで1勝5敗と戦績が振るわない中、平岡富士貴ヘッドコーチの休養を発表。日替わりで活躍する選手が出てくるのは悪いことではないが、今こそチーム全員で戦う姿勢が問われる。両チームとも地区最下位に甘んじているので、この対戦で勝利して上位浮上のきっかけをつかみたいところだ。

広島ドラゴンフライズvsファイティングイーグルス名古屋
広島ドラゴンフライズは前節に、滋賀レイクスとの接戦をものにして連勝した。しかし、チームのスコアリーダーであるニック・メイヨがケガによりインジュアリーリストに登録され、チームはすぐさまギャレット・スタツとの短期契約を発表した。ファイティングイーグルス名古屋は開幕5連勝と勢いに乗るも、前節の川崎ブレイブサンダースとの第2戦で初黒星を喫した。しかし、序盤から大量リードし、攻守ともに圧倒して勝利した第1戦での経験は、昇格チームにとって自信になったはずだ。今節もジョナサン・ウィリアムズの欠場が見込まれる中、ルーク・エヴァンスと残る外国籍選手はフル稼働となるだろう。3ポイントシュートを高確率で決めたい広島と、機動力を生かしたいFE名古屋のオフェンス合戦に期待したい。

千葉ジェッツvs滋賀レイクス
前節にサンロッカーズ渋谷との熱戦を1勝1敗で終えた千葉ジェッツは、現在東地区1位につけている。チームコンセプトとしてはディフェンス重視だが、まだ完全に遂行できておらず失点も多い。激しさは感じられるが連携ミスも散見されるため、チームの完成度はまだまだ上がりそうだ。滋賀レイクスは広島に連敗し、ウカルちゃんアリーナ最終節を有終の美で飾ることはできなかった。しかし両日とも接戦を繰り広げ、見た人の記憶に残る好ゲームとなった。スコアリーダーでチームの中心選手であるイヴァン・ブバにアクシデントが発生したため、出場可否で戦局は大きく変わってくるだろう。前節に勝負強さを見せた富樫勇樹と、今シーズン覚醒しているテーブス海のポイントガード対決に注目だ。