2019

オールディフェンシブ・セカンドチームに連続選出のサイブルも契約延長に合意せず

今オフはNBAドラフト2019年組がルーキー契約から延長できる期間であり、ペリカンズのザイオン・ウイリアムソン、グリズリーズのジャ・モラント、ニックスのRJ・バレットのトップ3位指名選手やウォリアーズのジョーダン・プールなどが順調に新たな契約を結んだ。そして、現地17日の締め切り期限直前となってホークスのディアンドレ・ハンター、トレイルブレイザーズのナシール・リトルなどが契約延長に合意した。

一方、チームの主力となりながら延長に合意しなかった選手もおり、彼らは今シーズン終了後に制限付きフリーエージェントとなる。サンズのキャメロン・ジョンソンやセブンティシクサーズのマティース・サイブルが代表的な存在だ。

昨シーズンのジョンソンは66試合に出場して平均12.5得点、4.1リバウンド、3ポイントシュート成功率42.5%を記録。サンズは今オフにジェイ・クラウダーが先発から控えに変わる起用法への不満からトレードを要求し、決別が確実視されている。クラウダーに代わって先発を務めるのがジョンソンと見られており、今シーズンの彼は大きな飛躍が期待されている。だからこそ、これまでの実績を基準にした交渉が難しい側面もあったのか、期限内に契約延長で合意することはできなかった。

サイブルは1年目からローテーション入りし、昨シーズンは先発した50試合を含む66試合に出場して平均5.7得点、2.3リバウンド、1.7スティールを記録。スタッツ的には目立っていないが、過去2シーズン連続でオールディフェンシブ・セカンドチームに選出されたリーグ有数の若手ディフェンダーだ。

そして、ウィザーズの八村塁、セルティックスのグラント・ウィリアムズ、ホーネッツのPJ・ワシントンといった選手も契約延長に合意しなかった。彼らが今シーズンにさらに活躍して自分の価値を高め、来オフに大型契約を獲得できるか注目だ。