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ウェイドはヘリでフィラデルフィアからニューヨークに移動

NBAは、毎年アメリカの感謝祭にあたる11月の第4木曜日には試合を行わない。それぞれ家族と祝日を過ごせれば御の字なのだが、年間82試合を消化する選手は、遠征日程の影響で必ずしも家族と食卓を囲めるとは限らない。感謝祭の11月24日、ニックスのカーメロ・アンソニーの自宅では、チームメートのデリック・ローズと、今シーズンからブルズでプレーするドゥエイン・ウェイド夫妻が一堂に会した様子を、アンソニーの妻ララ・アンソニーがTwitterに投稿した。

今夏ブルズからニックスにトレードされたローズがアンソニー宅で感謝祭を過ごしたのは今回が初めてのようだが、同じ2003年のドラフトでアンソニーとともに指名されたウェイドにとっては2年連続だという。

ウェイドは、25日のセブンティシクサーズ戦前のシュート練習後、「手作りの料理が食べられてうれしかった」と感謝祭の様子を語った。「ヒートに所属した去年は遠征でニューヨークにいて、それで妻と2人でアンソニー家と感謝祭を祝った。今年は近くにいたから、また一緒にお祝いできたよ」

シクサーズ戦のためブルズはフィラデルフィアに滞在していた。そこでウェイドは、ヘリコプターをチャーターしてニューヨークにやって来た。同じシカゴ出身のローズについて、ウェイドは、「デリックはニューヨークに家族がいないから、僕たちと同じようにカーメロの家にお邪魔した。感謝祭の日に、家族のように一緒に過ごせるのは良いことだね」

「デリックとの話は個人的なことなので教えられない。シカゴについても少し話した。彼もシカゴ出身で、少し前までブルズでプレーしていたからね」

ローズは、アンソニー宅に用意された料理の数々に舌鼓を打ったとコメント。祝日を家族と過ごせないことに寂しさを感じているとも明かしたものの、アンソニー夫妻、ウェイド夫妻とともに、束の間の休息を楽しめたようだ。

「寂しいけれど、昨日のパーティで会った人たちは、家にいるような気分にさせてくれたから楽しかった。素晴らしいパーティだったよ」

華のドラフト2003年組のウェイドとアンソニー。昨年に続き2年連続での感謝祭となった。