川崎ブレイブサンダース

文・写真=バスケット・カウント編集部

川崎が中地区所属の今シーズン、対戦は6度

ともに神奈川県内に拠点を置く川崎ブレイブサンダースと横浜ビー・コルセアーズ。それぞれのホームタウンを中心に、神奈川県全体のバスケットボールを盛り上げたい、観戦者やプレーヤーを増やしたい思いを持つ両チームが合同で、『神奈川ダービー』開催記者会見を実施した。

今シーズン川崎は再び中地区に所属することになり、両者は6度対戦が組まれている。12月8日、9日、3月13日がとどろきアリーナ、1月23日、30日、31日が横浜国際プールで行われ、この6試合が『神奈川ダービー』と呼ばれる。

両クラブの合同企画として、選手のサイン入りグッズや神奈川ダービーオリジナルグッズが抽選でプレゼントされる、6試合を対象としたスタンプラリーの実施も決定している。

また両クラブ選手プロデュースグルメの販売や、アカデミーチームのエキシビジョンゲーム、ウインターカップの壮行試合など、冠にふさわしい神奈川県に特化した企画が目白押しだ。

横浜ビー・コルセアーズ

篠山「神奈川県全体を盛り上げるために」

今回の会見には川崎から篠山竜青、横浜からは細谷将司の両キャプテンが登壇した。横浜市出身の篠山は「横浜と川崎という2つのチームだけでなく、神奈川県全体のバスケットボールを盛り上げるために、協力してやっていければ」と思いを語る。

神奈川県中郡二宮町出身の細谷は「川崎にはこの2年間一度も勝っていないので、今シーズンは勝ってビーコルブースターを盛り上げて、川崎ブースターの皆さんに刺激を与えられるようにしたい」と宣戦布告した。

それに呼応するように、篠山は「成績だけを見れば過去2年間苦しんだという印象がありますが、成績だけでは語れない怖さとか勢いがたくさんあります。ブースターさんの一体感や盛り上がりがすごく、波に乗られると一気にいかれてしまうという怖さはいつも感じていた」と横浜の印象を語った。

細谷は自身の経験を踏まえ、努力の大切さを感じてほしいと主張した。「僕は全国経験もあまりないですが、こうしてBリーグでプレーできているというのは、プロになるという夢を抱き続けて、それに向かって努力をし続けた結果だと思っています。今結果が出ていなくても、あきらめずに続けていればチャンスがくるということを、この『神奈川ダービー』で感じてほしい」

最初の『神奈川ダービー』は12月8日、とどろきアリーナで開催される。熱戦に期待するとともに、コート外での取り組みにも期待したい。