球団史上9人目の永久欠番選手誕生へ
10月30日、スパーズは、今年の8月下旬に現役引退を表明したマヌ・ジノビリの背番号20を、永久欠番化することを発表した。
永久欠番の式典は、AT&Tセンターでのキャバリアーズ戦が行われる2019年3月28日に行なわれる予定で、ブルース・ボウエン、ティム・ダンカン、ショーン・エリオット、ジョージ・ガービン、エイブリー・ジョンソン、ジョニー・ムーア、デイビッド・ロビンソン、ジェームズ・サイラスに次いでスパーズ史上9人目の永久欠番選手となる。
The San Antonio Spurs today announced that they will retire Manu Ginobili’s No. 20 jersey on Thursday, March 28 when the Silver and Black host the Cleveland Cavaliers at 7:30pm CT. #GraciasManu
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— San Antonio Spurs (@spurs) 2018年10月30日
ジノビリは、スパーズとの契約をあと1年残していたが、今年の8月27日に引退を発表。Twitterに「最高の旅路だった。途方もない夢を見てきたけれど、それ以上のことを経験させてもらった」と書き込み、コートに別れを告げた。
1999年のドラフト全体57位でスパーズから指名されたジノビリは、スパーズでの16年間でダンカン(2016年に引退)、トニー・パーカー(今夏ホーネッツに移籍)との『ビッグ3』で4回の優勝を成し遂げた他、2008年にはシックスマン賞を受賞。また、2005年と11年にオールスターに、そして2008年と11年にはオールNBAサードチームに選出された。そして、1000試合以上に出場した選手としては、NBA史上最高勝率である72.1%(762勝295敗)をマークした。
また、アルゼンチン代表としても素晴らしい功績を残しているジノビリは、1998年から2016年まで代表でプレーし、2004年のアテネ五輪で母国に金メダルをもたらした他、2002年のバスケットボール世界選手権(現FIBAバスケットボール・ワールドカップ)で銀メダル、2008年の北京五輪で銅メダルを獲得した。NBAでプレーする前に所属したイタリアのヴィルトゥス・ボローニャ時代にはユーロリーグ優勝も達成し、元アメリカ代表のビル・ブラッドリーに次いで史上2人目のNBA優勝、ユーロリーグ優勝、オリンピック金メダル獲得を達成した選手となった。
ジノビリは引退表明後も時折チームの練習施設に顔を出し、後進の指導を行なっているものの、現時点でコーチに就任する予定はない。
有資格者となれば、2016年に引退したダンカンとともに、バスケットボール殿堂入りも間違いないだろう。その前に、まずはスパーズがジノビリの功績を称える。
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