継続契約でスペーシングとローテーションディフェンスに磨き

昨シーズンは人とボールが常に動くことで選手同士の適切な距離を保ち続けるスペーシングを重視したオフェンスを展開。アシストパスから生み出される3ポイントシュートで得点を量産した(アシストから生み出された得点の割合はリーグ3位。3ポイントを打った割合はリーグ7位)。守備では、オーソドックスなマンツーマンディフェンス(1人が1人を守るディフェンス方式)だけではなく、陣形がボールの位置によって変形する難解なゾーンディフェンス(1人が決められたコートの範囲を守るディフェンス方式)を展開。攻守のスタッツをともに向上させ、ショーン・デニスヘッドコーチ就任初年度でチャンピオンシップ出場を果たしたが、相次ぐ外国籍選手の負傷により苦しいチャンピオンシップであった。

今シーズンは大きく陣容を変えることなく、先述した戦略継続を選択。「もしも選手たちが健康であったなら」という名古屋ブースターの思いを証明するシーズンになるだろう。

モリス・ンドゥール以外の選手たちは継続であるため、スターター並びに起用方法に変化はないと思われる。坂本聖芽の成長によってはプレータイムが上下するだろう。

所属選手一覧

注目選手

中東泰斗
昨シーズンは46試合で先発出場を果たした。2ポイント決定率はキャリアハイの57.4%を記録。その2ポイントショットの内95%がペイントエリアからのショットであり、その決定率は58.8%にのぼる。ドリブルドライブを基本とするデニスバスケットに欠かせない存在へと成長している。

レイ・パークスジュニア
ハンドラーとして始まるピック&ロールからの鋭いドライブと高い決定率の3ポイントシュートで貢献したことはもちろん、守備面で名古屋Dを支えた選手。上述の変形するゾーンディフェンスにおいては、ガードを守るために最前衛にいたかと思えばビッグマンを守るためにゴール下のポジションへチェンジング。今シーズンもオールラウンドな活躍で名古屋Dを勝利へ導くだろう。

モリス・ンドゥール
岡山学芸館高校を卒業後、NCAAディビジョン1のオハイオ大学へ進学。スペインのレアルマドリードでリーグ優勝後にNBAのニックスと契約したユニークな経歴の持ち主。身体能力とステップワークからスコアする得点能力もさることながら、注目はディフェンス。ゴール下のリムプロテクション能力が高く、ピック&ロールからのレイアップ、センターのポストアップからターンアラウンドフックを最後のタイミングで止められる選手。現在のリーグでは、ジョシュ・スコット(宇都宮ブレックス)やジョーダン・ヒース(川崎ブレイブサンダース)と同様の活躍が望めるだろう。

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