「ポートランドで優勝したい。ここでやることに意味がある」
デイミアン・リラードが『The Dave Pasch podcast』に出演し、キャリアを通してプレーするトレイルブレイザーズへの愛をあらためて表明した。
ブレイザーズでキャリアを終えるつもりかと問われた彼は、これまで何度もそう答えてきたように「そう思っている」と答えた。リラードはいつも同じことを言っているのだが、多くの選手が同じ言葉を口にしながら勝つために移籍を選択するオフを経るごとに、その言葉の重みはどんどん増している。
「僕は勝ちたい。ポートランドで優勝したい。僕にとっては、ここでやることに意味があるんだ」と彼は言う。
「これまで『もう出ていくべきだ』と言われたこともある。ああしろこうしろと、いろんなことを言われてきた。でも僕は、他の誰かが演奏する曲に合わせて行進するようなタイプじゃない。僕は常に自分にとって何がプラスなのかを考え、自分の心が本当に望むことをしていくよ」
「ブレイザーズという組織に対する忠誠心は持っているつもりだけど、実際のところ僕は自分自身に忠実であり、自分が信じていることをやり遂げられると思っている。ブレイザーズの優勝なんてあり得ないと思っている人もいるだろうけど、それは僕とは考え方が違う。チャンスはあるだろうし、その瞬間は必ず来る。僕はそう思っているよ」
今オフ、リラードはブレイザーズと2年1億2000万ドル(約170億円)の契約延長に合意。長く相棒だったCJ・マッカラムに代わり、アンファニー・サイモンズとの新コンビでチームを引っ張ることになる。
「今回は多くの選手が早くチームに戻って来たから、一緒にまとまった時間を過ごすことができ、その成長ぶりを見ることができた。チームの成功のためには内面にある個性や人柄が大事であって、みんながどれだけ一生懸命練習しているか、それぞれがどんな人物なのかを理解できたと思う」
「良いチームになれるかどうか、まずは物事を上手く進めるために情熱と少しばかりのツキが必要になる。そうして対戦相手に嫌がられるチームになっていかなきゃならない。僕は今のチームが好きだし、この瞬間を愛しているよ」
昨シーズンはリラードが腹部のケガを抱えて29試合にしか出場できず、チームもリラードのルーキーシーズンだった2012-13シーズン以来のプレーオフ進出を逃した。ブレイザーズは一つのサイクルを終えたのかもしれないが、リラードというコアは動かさないまま新しいサイクルをスタートさせた。リラードはこれが上手く行くと信じて、新シーズンを迎える。