アースフレンズ東京Z

リビルドで新しい化学反応を試みる東京Z、改革のシーズンとなるか

ここ数シーズン苦しい戦いを強いられている東京Zは、昨シーズンに10勝43敗と創設以来最低勝率となってしまった。それを受け、チームは昨オフ以上の大改革に乗り出す。これまでチームの顔だった主力選手は退団し、契約継続は若手の栗原翼と岡島和真の2選手のみ。そして、補強では若手、中堅、ベテランとバランス良く獲得。特に鹿野洵生と城宝匡史の両ベテラン選手は、経験値の高いシューターとして、ここぞという場面での活躍が期待できる。さらに横浜ビー・コルセアーズからレジナルド・ベクトンを獲得し、インサイドの強化にも抜かりはない。ヘッドコーチには、熊本ヴォルターズでアシスタントコーチを務めていた橋爪純が就任。ルブライアン・ナッシュが開幕直前に契約解除となり不安も残るが、選手もスタッフも刷新し、新シーズンに挑む。

東京Z
開幕特集_東京Z

昨シーズンはロールプレーヤーとして活躍していた選手が、今シーズンの東京Zに集まってきた印象があり、役割の徹底と各々の成長がチーム躍進の鍵となるだろう。今シーズンはB3との入れ替えもあることから、昨シーズンのような開幕13連敗は許されない。若手とベテランが上手く噛み合い、お互いに補い合い、チームとして長いトンネルを抜け出すことを期待したい。

所属選手一覧

アースフレンズ東京

注目選手

井手 優希

井手優希
唯一人、B3チームからの加入となったプロ2年目の井手が、今シーズンのキャプテンを務める。アグレッシブなプレーと激しいディフェンスで、先発でも2番手でもチームに勢いを持たせてくれるだろう。JR東日本秋田ペッカーズでチームメートだった大矢孝太朗との共闘が再び実現するのも楽しみだ。

城宝 匡史

城宝匡史
プロ18年目を迎える大ベテランの城宝は、今シーズンの東京Zにとって重要な選手だ。3ポイントシュートはもちろんのこと、ハンドラーとしてプレーメークも期待される。チームの生まれ変わりには、常に一線で活躍してきた城宝の経験が必要とされるに違いない。

レジナルド・ベクトン

レジナルド・ベクトン
横浜BCのインサイドを支えてきたベクトンが加入。昨シーズン、リーグ6位のリバウンド力は申し分なく、リムプロテクター、スクリーナーと多岐に活躍が求められる。特に東京Zでは得点源としての期待も高い。心配されるターンオーバーやファウルといったネガティブスタッツは年々減少している。

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