コスタス・スロウカス

アデトクンボは膝に少し違和感があり大事をとって欠場も次戦は出場予定

ユーロバスケット2022、ギリシャは大黒柱ヤニス・アデトクンボが膝の違和感で欠場するも他の選手たちがステップアップし、イギリスに93-77で快勝。危なげない形でグループリーグ3連勝を達成し、決勝トーナメント進出を決めている。

第3クォーター残り約6分の時点では、ギリシャの53-52と互角の戦いとなったが、ギリシャはここから14-4のランで突き放して流れをつかむ。第4クォーターに入ってもギリシャのペースは続き、残り5分で83-66とリードを広げて楽々と逃げ切った。

この試合、ギリシャはアデトクンボ不在によりゴール下のリバウンド争いで優位に立つことはできなかった。しかし、ターンオーバーからの得点で26-6、ファストブレイクポイントで23-6と平面での激しいディフェンスとトランジションでイギリスを圧倒した。

21得点5アシストを挙げたギリシャのコスタス・スロウカスは、アデトクンボ欠場を受け次のメンタリティで試合に臨んだと試合後の会見で明かした。「ヤニスがラインナップにいない時、全員がいつもより2倍のエナジー、2倍のハッスルを出し、2倍のことをコート上でやらないといけない。彼が試合でやっていることをカバーするのは簡単ではない。だからみんなが今までのパフォーマンスを上回らないといけない。そして後半の僕たちは素晴らしい仕事を見せたと思う」

ちなみにアデトクンボの状態だが、あくまで大事をとっての欠場で次戦への出場は問題ないと指揮官ディミトリス・イトゥディスは語る。「ヤニスは明日のウクライナ戦に出場する予定だ。膝に少し違和感があったけど、大したことじゃない。どんなリスクも冒したくなかったから起用しないことにした」

様々な選手が指摘しているが、ユーロバスケットのグループリーグは各チームが7日間で5試合をこなす過密日程だ。それだけにアデトクンボを温存しつつ勝利を収めたことは、ギリシャにとってこれからの勝ち上がりに向けても大きな意味を持つ1勝となった。