CONDENSE

パフォーマーチーム『United Archers』は活躍の場を県全域に拡大!

『香川 “だけど” を香川 “だから” に!』をクラブビジョンに掲げる香川ファイブアローズは、クラブの垣根を超えて香川県を盛り上げるべく、株式会社ティーアンドエスと手を組み『FIVE ARROWS DANCE PROJECT』を2021年に発足した。

「パフォーマンス」、「先端技術」、「音楽」を融合させ「凝縮」(CONDENSE)された世界を作り出すテックダンスフュージョン集団『CONDENSE』がプロデュースを行い、香川県在住者だけで結成されたパフォーマーチーム『United Archers』が誕生。数々のホームゲームでパフォーマンスを披露し会場を盛り上げてきた『United Archers』は、新シーズンも公式パフォーマンスチームとしての続投が決定。また、パフォーマンスの幅をさらに広げるべく、新メンバー追加オーディションを実施するなど精力的に活動している。

そして、2022-23シーズンのホームゲームの総合演出を『CONDENSE』が担当することも決まり、試合だけではないエンターテインメント性の充実に期待が高まる。さらに『United Archers』はファイブアローズの公式パフォーマンスチームとしてだけでなく、香川県全体の応援パフォーマンスチームとして活躍の場を拡大していく。

株式会社ティーアンドエス代表取締役社長の稲葉繁樹は言う。「エンターテインメントを地元で発掘、強化をしたい、おもしろいことをやっていきたいという藤田秀彰社長の強い思いに触れ、私たちが協力することになりました。もともと、地域活性に関する事業を得意としてやってきたこともあり、バスケットボールを通じて一緒に地域を盛り上げていきたいと思っています」

United Archers

藤田社長「より地域とのコミュニティが結ばれていくようになれれば」

クラブのコート内外での活動に力を入れているファイブアローズの藤田秀彰社長は「選手、United Archers、チア、お客様をもっと繋げていきたい」と、その思いを語る。「今は選手は選手、United ArchersはUnited Archersといったように、お客様と少し分かれている部分があります。そういう垣根をなくして、もっと一体となれるように繋げていきたいです。それは試合会場だけの話ではなく、United Archersがダンスを通して地域に密着し、より地域とのコミュニティが結ばれていくようになれればと思います」

総合演出を手掛ける『CONDENSE』のToyotakaも「僕たちもハーフタイムショーの時間だけでなく、総合的にお客さんと一体感を出して、選手たちの応援を含め、香川県を盛り上げていきたい」と言うと、「昨シーズンはようやく僕たちも第一歩を踏み出せたので、今シーズンは僕らが持っているクリエイティブな力をもっと全力で出していきたい」と抱負を語る。

「ファイブアローズが持つスポーツの力と僕たちが歩んできたエンターテインメントを掛け合わせた『スポーツエンターテインメント』として、もっと感動を作っていきたいです。僕らなりのクリエイティブで、お客さんと選手、パフォーマーのみんなが一体感を持ったような空間と時間が作れるよう尽力していきます」

同じく、『CONDENSE』のgash!も「すでにファイブアローズはゴミ拾い活動などで地域活動を行なっていますが、僕たちも音楽やダンスという部分で香川に根付いていきたい」と期待を寄せる。

『United Archers』のMANAMIは、今も行っている香川県内の高校やダンススクールへのワークショップを経て「ダンスを通して地域の方とかかわることができてすごくうれしいです。これからも地元の高校やスクールでのワークショップをどんどん増やし、ファイブアローズだけでなく、香川県全体を盛り上げていきたいです」と意気込んだ。

昨シーズンのファイブアローズは36勝16敗で西地区優勝を果たしたものの、プレーオフではセミファイナルで仙台89ERSに敗れ、惜しくもB1昇格を逃したが、道筋は見えている。そして、United Archersもホームゲームでのパフォーマンスだけでなく、地元の最大のお祭りに出演するなど、『バスケ企業のパフォーマー』として新たな地域エンタメが根付き始めている。それだけに、ファイブアローズのプレー面、そしてこれからの地域バスケ企業の在り方として注目だ。