渦中のデュラントは、ロサンゼルスでジェイソン・テイタムとトレーニング
ケビン・デュラントはネッツにトレードを要求し、「自分を取るか、ヘッドコーチとGMを取るか」とオーナーに迫った。それでもオーナーのジョー・ツァイはすぐさまヘッドコーチのスティーブ・ナッシュとショーン・マークスGMを支持するコメントを発表し、デュラントの要求は通りそうにない。トレードの交渉は進展していない様子で、なおかつデュラントとネッツの関係修復があるとも思えない。
ウォリアーズでデュラントと3シーズン一緒にプレーしたアンドレ・イグダーラは、ポッドキャスト番組でかつてのチームメートに「ブルックリンに留まるべき」とのメッセージを送った。
「大きな市場だし、ゲームにとっても良いことだ。自分自身が成長して上手くやらなきゃいけないのと同じで、この環境でどう機能させるかを見いだすしかない。契約最終年の1年を放棄するかどうかの問題じゃないんだからね」
現状でトレードの有効な選択肢はジェイレン・ブラウンを軸とするセルティックスぐらいだが、これも進展がない。何か動きがあるたびにデュラントとネッツの関係は悪化しているように見え、イグダーラが言うように「ブルックリンに留まる」にしても感情的なわだかまりは残りそうだ。
それでも先日、ロサンゼルスでジェイソン・テイタムと一緒に練習するデュラントの姿がSNSに投稿されている。テイタムはトレードの噂に対し「信じない」とコメントし、既存のチームメートへの支持を表明しているが、オリンピックで一緒にプレーしたデュラントとの親交もある。2人の共闘が見られるか、イグダーラの言うようにネッツ残留となるのか、果たして──。