勝ち抜けを決めたサンダーは、カンファレンス準決勝でスパーズと対戦。
4月25日、サンダーとマーベリックスで争われたプレーオフ1回戦の第5戦。ここまでスローペースに持ち込まれて敗れた第2戦を除いてきっちり勝利してきたサンダーは、試合開始からハイペースでゲームを進める。
オフェンスを引っ張ったのはやはり2大エースだ。ラッセル・ウェストブルックは第1クォーターだけで13得点を奪い、35-24という第1クォーターの好発進を演出。試合前にマブスのオーナー、マーク・キューバンから「サンダーでスーパースターと呼べるのはデュラントだけ」という“口撃”を受けていたが、たった12分間のプレーでリベンジを果たした。
ケビン・デュラントは第1クォーターに7得点、第2クォーターに13得点を挙げ、こちらもハイペースな試合展開作りに貢献。前半を終えて68-61とリードはさほど大きくはなかったものの、ハイペースな流れに引きずり込んだ時点で、サンダーに有利な展開だった。
第4クォーター残り7分50秒、ダーク・ノビツキーにレイアップを決められ101-98と3点差まで詰め寄られるも、ここからウェストブルックが立て続けに6得点を奪う。それでも後がないマブスは食い下がり、残り4分7秒でノビツキーに3ポイントシュートを決められ103-107と再び詰め寄られるが、ここからサンダーは11-0のランを繰り出し、マブスに引導を渡した。
マブスは故障者を出して万全ではない中、37歳のベテランであるノビツキーが24得点を奪いチームを引っ張ろうとしたが、10歳年下のデュラントやウェストブルックほどのインパクトは残せなかった。
ウェストブルックは得意のトリプル・ダブルこそならなかったが、36得点12リバウンド9アシスト、すべての数字でゲームハイを記録する大暴れ。デュラントも33得点と十分すぎる数字を残している。
カンファレンス準決勝で対戦するのはグリズリーズをスウィープ(4連勝で勝ち抜け)したスパーズ。レギュラーシーズンでは4度対戦して2勝2敗のイーブンだが、すべてホーム側が勝利している。難攻不落のAT&Tセンターでどうやってスパーズを倒すか。サンダーにとって本当の戦いはここからだ。
ヒート | 85 | – | 89 | ホーネッツ |
クリッパーズ | 84 | – | 98 | トレイルブレイザーズ |