昨シーズンは宇都宮をリーグ優勝に導き、自身も最優秀ヘッドコーチ賞を受賞
越谷アルファーズが会見を開き、安齋竜三のチームアドバイザー就任を発表した。
安齋は拓殖大を卒業後、大塚商会アルファーズ(現越谷アルファーズ)でキャリアをスタートさせると、同年に新人王を受賞した。その後、bjリーグの埼玉ブロンコスでプレーし、2007年に栃木ブレックス(現宇都宮ブレックス)に加入すると、引退する2012-13シーズンまでプレーした。翌シーズンからアシスタントコーチに就任すると、2016-17シーズンにはトーマス・ウィスマンを支えてBリーグ優勝に貢献。翌シーズンに指揮を執った長谷川健志が開幕早々に退任したことを受けヘッドコーチに昇格し、5シーズンに渡りチームの指揮を執ってきた。そして昨シーズンには宇都宮を初年度以来、2度目のリーグ優勝へ導き、安齋自身も最優秀ヘッドコーチ賞を受賞。そして、シーズン終了後の6月に宇都宮の指揮官を退任することを発表していた。
登壇した安齋はこのように意気込みを語った。「宇都宮ブレックスで培ってきたものを、この新しいチームでまた生かしていければと思っています。チームのB1昇格という目標に少しでも近づけれるように頑張っていきたいと思います」
2019-20シーズンからB2の舞台で戦っている越谷は、翌2020-21シーズンから2シーズン続けてプレーオフに進出。昨シーズンは25勝23敗でレギュラーシーズンを終え、ワイルドカード2位でプレーオフに進出したが、クォーターファイナルでB2王者のファイティングイーグルス名古屋に敗れて、シーズンを終えた。
今オフには東島奨ヘッドコーチと桜木ジェイアールスーパーバイジングコーチの続投を発表し、アシスタントコーチに神原裕司を新たに招聘した。また、アルバルク東京でのリーグ連覇の経験を持つベテランの菊地祥平を獲得するなど、B2優勝、そしてB1昇格に向けて体制を整えていた。B1トップレベルのチームで指揮を執っていた安齋が、越谷のチームアドバイザーとしてどんな手腕を発揮するのか楽しみだ。
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