キャメロン・ジョンソン

トレードの噂について「ビジネスの現実について意識しないといけない」

サンズのキャメロン・ジョンソンが、地元紙『アリゾナ・リパブリック』の取材に対応。今オフのトレードに関する噂について感想を語りつつ、新シーズンはチームでより大きな役割を担いたい考えを明かした。

サンズは2シーズン前にNBAファイナル進出を果たしたが、昨シーズンはカンファレンスセミファイナルで敗退と消化不良な形で終えた。そして、今オフにはトレードを要求したネッツのケビン・デュラントが希望する行き先の一つとしてサンズが挙がった。結果的にディアンドレ・エイトンとマックス契約を結んだことでデュラントとのトレード話は白紙になったが、トレードの話が進んでいた場合、その交換要員にジョンソンが含まれていたと言われている。

26歳のジョンソンはNBA3年目の昨シーズン、66試合に出場し平均12.5得点、3ポイントシュート成功率42.5%、4.1リバウンドを記録。3部門とも自己ベストと大きく成長したジョンソンは、自身に関する話題についてこう語った。「トレードの噂はすべて聞いている。チームは彼らにとってベストなことをするだろうね。自分が特定の場所を気に入るのと同じように、ビジネスの現実について意識しないといけない」

新シーズンへ向け、サンズの課題となっているのはデビン・ブッカー、クリス・ポールに続くオフェンスをクリエイトする選手の存在だ。デュラントが加入すればその問題も解消されるだろうが、ジョンソンは自身が新たな攻撃の起点になりたいと意欲を見せる。

「試合終盤にみんなから頼られる選手になる。もう1人のボールを長く持つ選手として信頼される選手になるために取り組んでいる。信じてほしいけど18歳、19歳の頃までの自分はボールを長く持つ選手だったんだ。そこから『他のことをもっと上手くやろう』と思って、今は『高校時代にプレーしていた形に戻ろう』という感じなんだ」

これまで脇役だったことから、ジョンソンが中心選手へとステップアップできるのか懐疑的な見方もあるだろう。ただ、彼はそうした声を見返してやろうと闘志を燃やしている。「自分が何をできるのかは分かっている。そして世界中の誰もが、自分の能力を分かっているとは思わない。だから可能な限りベストの選手になるために努力するだけさ」