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終盤のスモールラインアップで勝負アリ

ウォリアーズとサンズの一戦は『スーパーカルテット』が機能したウォリアーズが壮絶な乱打戦に打ち勝ち、今シーズン2度目の4連勝を飾った。

ステファン・カリーが前半で20得点を挙げるも、サンズもバランスの良いオフェンスで食らい付き、62-59と拮抗したまま前半を終えた。

第3クォーターに入っても素早いトランジションから得点を量産する両チーム。カリーとパトリック・マカウの連続3ポイントシュートでリードを広げ99-92と超ハイペースな展開のまま最終クォーターへ突入した。

勝負どころを迎えたところで、ウォリアーズの得点が止まる。セカンドユニットの時間帯をケビン・デュラントの1on1で乗り切ろうとするも、サンズのダブルチームに妨げられターンオーバーを連発。ディフェンスからリズムに乗ったサンズはリアンドロ・バルボウサの3ポイントシュート、PJ・タッカーのペイント付近での粘りなどオフェンスにも思い切りが生まれ、一気に逆転に成功する。

だが、残り6分のところでカリーがコートに戻り、スモールラインアップを活用すると、ウォリアーズは攻守ともにガッチリと噛み合う。機動力に特化したディフェンスで簡単にシュートを打たせず、一段階スピードを上げたトランジションからクレイ・トンプソンが3ポイントシュートを射抜く。

この追い上げを浴びて慌てたサンズのシュートはことごとくリングに弾かれ、約5分もの間ノーゴールとなった。

一度リズムに乗ったトンプソンを止めるのは難しく、2分半で3本の3スリーポイントシュートを含む12得点を荒稼ぎ。ショーン・リビングストン、ドレイモンド・グリーンも続き、残り6分を切ってから24-6のランでサンズを一蹴した。

勝利したウォリアーズはカリーとトンプソンが30得点、デュラントが29得点と相変わらずの破壊力を披露。グリーンも14得点11アシスト3スティール2ブロックとしっかりと仕事をしている。出場した全員が得点しており、セカンドチームの底上げも進んでいるようだ。

サンズは6人が2桁得点を記録し、終盤まで接戦を演じた。しかし、スモールラインアップを敷かれ得点が止まると、ウォリアーズの爆発力の前に為すすべもなく敗れ去った。

開幕から10試合が終了し8勝2敗で西カンファレンスの2位につけているウォリアーズ。早い段階で2敗を喫したことで騒がれたが、上位でのプレーオフ進出はやはり固いだろう。次戦は東の強豪ラプターズと対戦する。

後半で24得点を上げたトンプソン。調子も上向き、完全復活までもう少し。