名前のイニシャルと背番号が由来でつけられた『AR-15』はライフルの製品名
オースティン・リーブスは昨シーズン、ドラフト外からレイカーズに加入した。当初は2ウェイ契約だったがすぐに本契約を獲得し、持ち前のアグレッシブなプレーで攻守に渡って躍動。シーズン終盤には先発も経験し、最終的には61試合出場(先発19試合)で平均7.3得点、3.2リバウンドを記録し、レイカーズにとって数少ない明るい話題を提供した。
早くも多くのファンに愛されているリーブスだが、自身につけられている2つのニックネーム『AR-15』、『Hillbilly Kobe』は、ともに捨てたいと思っていると『ESPN』の取材で明かした。
まず、『AR-15』は彼の名前のイニシャルと背番号から来ているが、これはライフルの製品名で5月にテキサス州の小学校で発生した銃乱射事件で犯人が使用していたもの。そういった背景を踏まえてリーブスはこう語った。「僕はこの国で起こるいかなる銃による暴力を容認していない。人々が僕につけるニックネームをコントロールすることはできない。でも、僕の名前は、これだと表明したわけではない。だから『Hillbilly Kobe』と呼ばれることもある。ただ、これもコービー(ブライアント)が亡くなっていることから、ベストなものではないだろう」
そして、リーブスは「僕は常に新しいアイデアを受け入れている」と続ける。「新しいものが定着することで、以前のものより良くなるかもしれない。だから新しいことにはいつもオープンで、みんなが僕のために新しい名前を考えてくれることを期待しているんだ。ブランディングにおいて、そういう姿勢が僕たちの役に立つ」
もちろんリーブスは「メインの目的は試合に勝つこと。僕が気にしているのはそれだけだ」と、コート内のことに集中している。ただ、彼がより気分良くプレーするためにも本人が違和感を感じない新しいニックネームの定着が待たれる。