モンテ・エリス

指揮官アンフェルドJr.と共闘した経験もプラスに

トレードでナゲッツからウィザーズに加入したモンテ・モリスが新天地では先発ポイントガードの役割を担っていきたいと意気込んでいる。先月末、27歳になったばかりのモリスは昨シーズンまで2017年ドラフト全体51位指名で入団したナゲッツに在籍していた。2年目の2018-19シーズンには全82試合出場で平均10.4得点3.6アシストとローテーション入りを果たしたが、同じポジションにスコアラーのジャマール・マレーがいることで彼の控えとして起用されてきた。

だが昨シーズンは、故障で離脱中のマレーに変わり先発として75試合に出場、1試合平均29.9分のプレータイムで12.6得点、4.4アシストとキャリア最高の数字を残した。それでも、新シーズンはマレーが復帰予定で、再びバックアップに戻るのは避けられない。この状況を考えると、今回のトレードはモリスにとってステップアップを狙える絶好の機会だ。

『NBC Sports』の取材でモリスはこう語っている。「デンバーでは多くの間、ジャマールの控えの役割でプレーしていた。1試合18分から20分の出場時間で、平均して2桁得点を挙げていた。遂により多くプレーできる機会を得て、自分がもっと活躍できることを世の中に示せることに興奮している。僕が目指すのはチームを勝利に導き、他の選手により良いプレーをさせることだ」

また、モリスにとってウィザーズの指揮官ウェス・アンフェルドJr.は、かつてナゲッツのアシスタントコーチを長らく務めていた同僚で、気心が知れていることも大きい。「ウェスは僕のことをよく知っている。彼は僕が何をできるのか分かっている。デンバーでは自分の役割でベストを尽くした。そして今、みんながデンバーで見てきたものより多くのことができると示す準備はできている」

本人が語るように、モリスが司令塔としてこれまで以上の活躍を見せた時、ウィザーズのプレーオフ復帰の可能性は大きく高まっていくはずだ。